食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06730680314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、ウランに関して摂取源、体内での作用、及び法的規制に関するQ&Aを公表
資料日付 2026年5月18日
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概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は5月18日、ウランに関して摂取源、体内での作用、及び法的規制に関するQ&Aを公表した。概要は以下のとおり。
 ウランは、自然に私たちの環境中に存在する放射性重金属である。このため、大気中及び水中に存在し、雲母などの造岩鉱物及び花崗岩のようなすべての岩石の構成成分となっている。さらに、鉱物性リン酸肥料は、追加のウランが農業利用地に流入する一因となり得る。
 飲料水及び食品を通じて、人は微量のウランを摂取する可能性がある。
 健康リスク評価においては、重金属としての有害性と、放射能による人体への負荷の両方が考慮される。ウランによる健康への影響は、まず腎臓に現れ、より高い摂取量では、生殖能力、骨の成長、及び神経系にも至る。世界保健機関(WHO)は、可溶性ウラン化合物について、耐容一日摂取量(TDI - Tolerable Daily Intake)を体重 1 kg当たり 1日 0.6 μgと算定している。この値は、欧州食品安全機関(EFSA)からも推奨されている。TDI値とは、生涯にわたり毎日摂取しても、健康上のリスクが認められないとされる物質の量を示す。
 BfRは以下のとおり、ウランに関するよくある質問及び回答を取りまとめた。
(中略)
《体内でウランはどのような化学的・毒性学的影響を及ぼすのか?》
 摂取後、ウランのごく一部のみが生体に吸収される。まず、肝臓と腎臓に最も多く蓄積され、その後、骨組織に蓄積される。およそ半年から1年以内に、吸収されたウランの半分が排泄される。吸収されたウランは尿を通じて排泄される。
 ウランは、主として腎臓及びその機能に悪影響を及ぼす。さらに、ウランは高用量の場合、体内で発達及び生殖能力、骨の成長並びに神経系に有害な影響を及ぼす可能性がある。
 WHOは2001年に可溶性ウラン化合物について、TDIとして体重 1 kg当たり1日 0.6 μgと算出した。TDI値は、明確な健康リスクなしに生涯にわたり毎日摂取し得る物質の量を示す。この値は、硝酸ウラニル六水和物を91日間投与した後の雄ラットにおける腎毒性作用及び不確実係数100に基づいている。このWHOの値は、2009年にもEFSAによって使用された。
 特定のウラン摂取量がヒトに及ぼす健康リスクを評価するには、重金属であるウランの有害性に加え、放射能による人体への被ばくも考慮しなければならない。
《食品中のウラン含有量に関するデータには、どのようなものがあるか?》
 BfRでは、ドイツにおける初のトータルダイエットスタディ(Total-Diet-Study)、いわゆるMEAL研究(ばく露推定(Expositionsschatzung)及び食品分析のための食事調査)を実施した。その際、食品サンプルについて、さまざまな物質の含有量が分析された。
 ウランについては、食品を重金属の「化学的」含有量の観点からは検討しなかった。しかし、MEAL研究の選定サンプルについては、BfS(訳注: Bundesamt fur Strahlenschutz(連邦放射線防護庁))が鉛-210、ウラン-234、ウラン-238、ラジウム-228及びラジウム-226の各放射性核種含有量を分析した。ウランに関連する平均放射能が最も高かったのは、貝類及び加工チーズであった。ただし全体として、調査サンプルにおけるウラン-234及びウラン-238の放射能濃度は低かった。
 各連邦州の公的試験機関による日常的な食品監視の一環として、サンプルについてウラン含有量又は放射線負荷の検査を行うことができる。
《ミネラルウォーター中のウランに関する法的規制はあるか?》
 ミネラルウォーター及びテーブルウォーターに関する条例によれば、「乳児用食品の調製に適している」と表示されたテーブルウォーター及び天然ミネラルウォーターは、ウラン含有量が1リットル当たり 0.002 mgを超えてはならない。
 飲料水条例によれば、飲料水中のウラン含有量は1リットル当たり 0.010 mgを超えてはならない。
《食品中のウランに関する法的規制はあるか?》
 特定の汚染物質の最大基準濃度に関するEU(欧州連合)規則では、食品中のウランの最大基準濃度は定められていない。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL https://www.bfr.bund.de/fragen-und-antworten/thema/uran-wissenswertes-rund-um-aufnahmequellen-wirkungen-im-koerper-und-gesetzliche-regelungen/