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資料管理ID syu06730360109
タイトル 論文紹介:「2025年の米国ニューヨーク市におけるヒトのインフルエンザH9N2ウイルスに対する交差反応性抗体」
資料日付 2026年5月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance(2026, 31(20):pii=2600375、doi: 10.2807/1560-7917.ES.2026.31.20.2600375)に掲載された速報(Rapid communication)「2025年の米国ニューヨーク市におけるヒトのインフルエンザH9N2ウイルスに対する交差反応性抗体(Cross-reactive human antibody responses to H9N2 influenza virus, New York, United States, 2025)、著者G Singh, F Krammer(Department of Microbiology, Icahn School of Medicine at Mount Sinai (ISMMS), 米国)ら」の概要は以下のとおり。
 鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスは、アジア、中東、及びアフリカ北部・西部の家きんにおいて長年にわたり地域流行しており、アメリカ大陸や欧州でも断続的に検出されている。1966年に初めて検出されて以降、H9N2ウイルスは複数の系統に進化し、遺伝子再集合が起こりやすい傾向を強く示しており、H5N1、H7N9及びH10N8などの人獣共通感染症ウイルスに内部遺伝子を供与している。ヒトのH9N2ウイルス感染は1998年以降から報告されており、大部分の事例は家きんへのばく露と関連し、通常は軽症又は無症状の疾患となるが、重症例及び死亡例も観察されている。このような観察結果があるにもかかわらず、H9N2に対する集団レベルの免疫については、特に地域流行によるウイルスへのばく露がない地域において、あまり明らかになっていない。本研究では、北米の大都市圏(ニューヨーク市)の一般集団から最近採取されたヒト血清のパネルを用いて、H9N2ウイルスに対する交差反応性抗体応答について評価した。
・要旨
 新興のウイルスに対する集団免疫を理解することは、リスク評価において極めて重要である。著者らは、ニューヨーク市の成人由来のヒト血清298検体において、鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスに対する抗体応答の特性評価を行った。
 広範な交差反応性を有するH9結合抗体が観察されたが、その抗体価(幾何平均抗体価(GMT)=371.3)は、季節性ウイルスのH3に対する抗体価(GMT=1,398.0)よりも低いレベルであり、赤血球凝集抑制抗体及び中和抗体は低レベル又は検出限界以下(low to undetectable)であった。対照的に、ノイラミニダーゼ(NA)結合及びNA阻害反応は中程度(GMT=149.5及び34.2)であり、ヒト季節性ウイルスN2に対する反応(GMT=259.0及び42.2)と同程度であった。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) Eurosurveillance(2026, 31(20):pii=2600375)
URL https://www.eurosurveillance.org/content/10.2807/1560-7917.ES.2026.31.20.2600375