食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06730280316 |
| タイトル | ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)、ルゴール液は食品ではないと題し、インターネットで宣伝されている製品は健康を害する恐れがある旨を公表 |
| 資料日付 | 2026年5月21日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)は5月21日、ルゴール液(Lugolsche)は食品ではないと題し、インターネットで宣伝されている製品は健康を害する恐れがある旨を公表した。概要は以下のとおり。 特にソーシャルメディア及びインターネットポータルサイトでは、摂取を目的としていない成分を含む食品サプリメントが販売されている。現在、ヨウ素欠乏症対策として摂取が推奨されている製品の一つに、いわゆるルゴール液がある。このヨウ素・ヨウ化カリウム溶液は、かつて外傷の消毒に使用されていたが、現在では実験用試薬としてのみ使用されている。BVLは、ルゴール液がヒトの摂取を目的としたものではないことを指摘している。この製品は、EU及びドイツにおいて食品サプリメント、ひいては食品に求められる要件を満たしていない。 「ルゴール液のヨウ素含有量は極めて高い。少量でも摂取すると、甲状腺に深刻な副作用を引き起こす恐れがある。」と、BVL会長のDr. Gaby-Fleur Bol教授は説明する。「ルゴール液のように元素状ヨウ素(原文ママ)(※訳注)が添加された製品は、食品として流通させることはできない。」 インターネット上では、ルゴール液のような製品は、規制上の制限を回避するために、しばしば食品サプリメントとしての摂取用とは明示せずに販売されている。そのため、こうした商品の表示には「技術用溶液」「食品ではない」「摂取不適」「内服用ではない」といった表現が見られる。しかしBVLが指摘するように、人による経口摂取の可能性が排除できない限り、たとえそのように表示されていてもこれらの製品は食品とみなされ、したがって許可されないものと判断される。 《背景》 BVLは、合同専門家委員会及び「ドイツ連邦・州物質リスト」の作成作業の一環として、包括的な管理業務を担っている。同庁は、責任ある作業部会の議長として、ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、ドイツ連邦医薬品・医療機器研究所(BfArM)、各州の食品・医薬品監視当局、及びスイス及びオーストリアの当局代表者と協力し、物質の分類を調整している。 ルゴール液は、わずか1滴でも 6,000マイクログラム(μg)以上のヨウ素を含んでいる。この量を摂取すると、1日の推奨ヨウ素摂取量を大幅に超過する恐れがある。BfRの発表によると、これにより、欧州食品安全機関(EFSA)が成人に対して定めた、あらゆる摂取源からのヨウ素の耐容上限摂取量(Tolerable Upper Intake Level、UL)である1日 600 μgを10倍も超過することになる(BfR発表027/2026を参照)。 日常の食事以外にてヨウ素を摂取する人は、1日当たりの摂取量が100 μg以下の食品サプリメントを利用すべきである。BfRは、消費者が適切な量のヨウ素を補給しつつ、過剰摂取を防ぐために、この上限量を推奨している。BVLは、EFSAによって安全と評価された、認可済みのヨウ素化合物であるヨウ化ナトリウム、ヨウ素酸ナトリウム、ヨウ化カリウム、及びヨウ素酸カリウムのみを含有する食品サプリメントを使用するよう注意を促している(食品サプリメント規則第3条第1項及び指令2002/46/ECの附属書IIに基づく)。ルゴール液のように元素状(原文ママ)のヨウ素を含む製品は、食品サプリメントとして販売することはできない。 (※訳注) ルゴール液は、ヨウ素(I2)とヨウ化カリウム(KI)を水に溶かした溶液であるので、「元素状ヨウ素」は、正しくは「分子状ヨウ素」である。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | ドイツ |
| 情報源(公的機関) | ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL) |
| 情報源(報道) | ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL) |
| URL | https://www.bvl.bund.de/SharedDocs/Pressemitteilungen/01_lebensmittel/2026/PM_Lugolsche_Loesung_2026.html |