食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06730020105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、食品化学物質の上市後安全性評価プログラムを最終化し、BHT及びADAの再評価開始を公表
資料日付 2026年5月12日
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概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は5月12日、食品化学物質の上市後安全性評価プログラムを最終化し、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)及びアゾジカルボンアミド(ADA)の再評価開始を公表した。概要は以下のとおり。
 FDAは本日、安全性に焦点を当てた2つの重要な措置を講じ、積極的な食品政策の推進を継続した。まず、同庁は、食品化学物質の新たな上市後安全性評価プログラムを最終決定した。次に、FDAは、様々な食品に一般的に使用されている化学添加物であるBHT及びADAの再評価を開始した。この再評価の一環として、同庁は食品におけるこれらの化学物質の用途と安全性に関する情報提供を求める2件の要請書を発行した。
 2つの文書が、FDAの年次食品化学物質上市後評価計画を導くことになる。1つ目の文書「食品中の化学物質の上市後評価のための強化された体系的プロセス」では、FDAが食品化学物質に関連する危険性、使用状況、又はばく露に関する情報を提供するシグナルをどのように監視・選別し、評価の優先順位付けを決定した上で、食品供給におけるこれらの化学物質を評価・管理するかが説明されている。一般からの意見を踏まえ、同庁はこのプロセスを簡素化し、更なる市民参加の機会を組み込み、潜在的な安全性シグナルをどのように受け取り・特定するか、そのシグナルをどのように優先順位付け(triage)して対応方法を決定するか、又、科学的評価をどのように一般へ伝達するかについて、追加の詳細を提供した。
 2つ目の文書「上市後評価優先順位付けツール」は、公衆衛生への潜在的リスクに焦点を当てることで、完全な科学的評価を行うべき優先的な食品化学物質を特定するのに役立つ。パブリックコメント及び外部の科学的査読に基づき、FDAは、評価対象となる化学物質の順位付け手法(※訳注)について、同庁が従前に提案していた方法を修正した。これには、公衆衛生への影響に焦点を当てるための意思決定基準及びスコアリングを簡素化するとともに、優先順位付けツールがFDA全体の体系的プロセスの中にどのように位置づけられるのかを、より明確にすることが含まれる。
 BHTは油脂の酸化防止に使用され、朝食用シリアル、冷凍ピザ、冷凍食品、ベーキングミックス、クッキー、チューインガム、肉製品など、様々な食品製品に含まれている。ADAは、穀粉の漂白剤及び製パンにおける生地改良剤として使用され、食品接触材料の製造にも応用されている。
 同庁は、FDAの「FDA審査中の食品供給における特定化学物質リスト」を通じて、進行中の評価の進捗状況について引き続き定期的に最新情報を提供していく。
 BHT及びADAに関する情報提供要請(RFI)のパブリックコメント期間は、2026年7月13日に終了する。FDAは、食品メーカー、研究者、及び消費者に対し、関連データ及び情報の提出を推奨している。要求されているデータの詳細は、BHT及びADAのRFIに記載されており、両方の枠組み文書はFDAの新たな「食品中化学物質の上市後安全性」ウェブページに掲載されている。https://www.fda.gov/food/food-chemical-safety/understanding-fdas-systematic-process-ensuring-post-market-safety-chemicals-food
(※訳注) FDAは、優先順位付けに多基準意思決定分析(Multi-Criteria Decision Analysis(MCDA))を採用している。MCDAは、複数の評価項目(criteria)を設定し、各項目にスコアを付与し、それらを統合して優先度を決定する方法である。評価項目は、公衆衛生基準(毒性、ばく露量、感受性集団への影響、新規科学情報)と、その他の意思決定基準(社会的懸念の程度、他国・他機関の規制動向、評価しない場合の信頼への影響)の2群に分類される。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/fda-finalizes-food-chemical-safety-post-market-assessment-program-launches-reassessment-bht-ada