食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06710620164
タイトル オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、スポーツパフォーマンス向上製品の使用により健康上の問題を体験する人が増加している旨を報告
資料日付 2026年4月3日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は4月3日、スポーツパフォーマンス向上製品の使用により健康上の問題を体験する人が増加している旨を報告した。概要は以下のとおり。
 週1回の頻度でスポーツをし、2024年にスポーツパフォーマンス向上製品を時折使用した15歳以上の人々の15%が、こうした製品の使用により健康上の問題を体験している。これに対し、2016年ではわずか5%であった。健康上の問題を体験した人々のうち、5人に1人が医師の診察を受けた。これらの数値は、RIVMによる調査で明らかにされた。主な使用者は、若年成人、男性、筋力系アスリートであり、主にプロテイン、カフェイン、クレアチン、又はプレワークアウト製品等のスポーツ栄養サプリメントを使用していると述べている。
 当該調査では、アスリートが体験した健康上の問題の種類について詳細に述べていない。RIVMによる過去の調査において、ワークアウトサプリメントの使用者は、発汗、頭痛、不眠、動悸、胃の障害等の症状を報告した。
・症状と使用の過小評価
 当該調査は、ライフスタイルモニター(RIVM、Trimbos研究所、中央統計局(CBS))のデータに基づいている。これらの数値は、スポーツパフォーマンス向上製品の使用が少ないことを示唆している。これはおそらく過小評価である。例えば、人々は(ドーピング等の)特定の製品の使用を認める可能性が低いこと、そしてスポーツ栄養サプリメントを必ずしもスポーツパフォーマンスを向上させるものと考えていないこと等が理由として挙げられる。RIVMによる過去の調査を含む他の研究によれば、ワークアウトサプリメントのような特定製品の使用は、より高い可能性がある(15歳~54歳の年齢層で週1回の頻度でトレーニングを行うアマチュアアスリートの間では26~30%)。この過去の調査でも、症状のある使用者の割合が高いことが特定された(40~47%)。これら2つの調査の相違は、質問事項と調査対象となった製品の違いに起因する。
・消費者への情報提供を継続する
 さらに、スポーツ・フォーサイト調査では、スポーツパフォーマンス向上製品の使用は2030年まで増え続けると予測されている。したがってRIVMは、当該製品の健康リスクについて、消費者への継続的な情報提供を推奨する。使用者は、こうしたリスクを必ずしも認識しているとは限らない。例えば、カフェインについては、1日あたり最大で400 mg、単回用量あたり最大で200 mgが安全と見なされることが知られている。しかし、特定の製品には、推奨される摂取量に、この安全用量を超える量が含まれている。また、この安全用量は、いわゆる併用(例えば、サプリメントの摂取とコーヒーの飲用)によって超過することもある。カフェインを過剰に摂取すると、頭痛、心拍数の増加、高血圧、不安、睡眠障害等の症状を引き起こす可能性がある。
・使用状況と市場を引き続き調査する
 RIVMが、スポーツパフォーマンス向上製品の使用状況と、それに関連する健康問題について引き続き調査することが重要である。将来に向けて、RIVMはライフスタイルモニターに、スポーツ栄養サプリメントの使用状況及び摂取した製品の量に関する具体的な質問を加えることを推奨する。また、体験した健康上の問題の種類や、他の製品(エナジードリンク等)及び医薬品(催眠薬等)との併用について質問することも重要である。もう一つの推奨事項は、例えばアスリートの間で定期的に調査を実施することで、市場に出ている製品の成分の監視を続けることである。さらに、推奨される量と実際の量の違いについて、調査することも可能である。これにより、健康リスクを評価できるようになる。
 「スポーツパフォーマンス向上製品の使用と安全性」に関するナレッジノート(13ページ、オランダ語、発行年: 2026年)は以下のURLから閲覧可能。
https://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/KN-2026-0028.pdf
地域 欧州
国・地方 オランダ
情報源(公的機関) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
情報源(報道) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
URL https://www.rivm.nl/en/news/more-people-experience-health-problems-due-to-use-of-sports-performance-enhancing-products