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資料管理ID syu06700400535
タイトル 英国毒性委員会(COT)、「母体の食事におけるエキナセアの潜在的健康影響に関する第二声明案」を公表 (1/3)
資料日付 2026年3月19日
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概要(記事) (この記事は 1 / 3 ページ目です)
 英国毒性委員会(COT)は3月19日、2026年3月31日会合用の協議事項及び文書として、「母体の食事におけるエキナセアの潜在的健康影響に関する第二声明案」を公表した(TOX/2026/11、PDF版91ページ)。概要は以下のとおり。
《序説》
 栄養に関する科学諮問委員会(Scientific Advisory Committee on Nutrition(SACN))が現在進めている母体の食事に由来する潜在的リスクに関する作業プログラムの一環として、「食品・消費者製品・環境中の化学物質の毒性に関する委員会(COT)」は、妊娠中に広く使用されているハーブサプリメントに関するスコーピング・ペーパー(TOX/2020/51)を検討している。免疫サポートや風邪・インフルエンザ様症状の予防・治療を目的として市販されているエキナセアも、検討対象となったサプリメントの一種である。
 2025年12月、COTは、母体の食事におけるエキナセアの影響に関する第一声明案(TOX/2025/45)を検討した。COTの委員は、リスクの判定及び結論全体には概ね満足したが、妊娠中のエキナセア摂取のリスクに関する最終的結論の文言を修正するよう推奨した。また、リスクの判定のセクションにて、エキナセア製剤は複雑な混合物である点、及び、そのリスク評価には複合毒性と関連し、共通する課題が伴う点を認めるよう求めている。
 さらにCOTは、生殖・発達に関するデータの構成、並びに、エキナセアの生殖・発達への影響とヒトにおける一般的な有害影響を提示する順序に関しても意見を述べている。母体への影響を当該声明の焦点とするためには、エキナセアの生殖・発達への影響に関するセクションは、トキシコキネティクスに関するセクションの後に、当該声明のより早い段階にて議論されるべきであるとの提案もなされている。さらに、生殖・発達に関する研究をまとめた表1「入手可能な、エキナセアに関する動物研究及びヒト研究において対象とされている母体生活史の各段階」における色分け表示は、「不十分」「限定的」「適切」という用語に置き換えるべきであり、これにより、研究の質及びデータの十分性がより正確に反映されると助言している。
 遺伝毒性に関するセクションに対する委員からの意見に対応するため、当該声明文にさらなる修正が加えられ、これには、検討対象となった研究のOECD(経済協力開発機構)ガイドラインの遵守に関わる明確化も含まれている。
 委員からの意見及び提案された修正を反映させ、第2声明案(附属書A)が策定された。
「TOX/2026/11附属書A」
《序説》
 SACNは前回の会合時、「母体、胎児、小児の栄養摂取がその後の人生における慢性疾患の発症に与える影響(The influence of maternal, fetal and child nutrition on the development of chronic disease in later life, 2011)」、及び、「生後1年間の栄養法(Feeding in the first year of life, 2018)」に関するSACNの報告書において、子孫の健康に関連する母体の食事及び栄養摂取に関して検討している。後者の報告書では、母乳育児が母体の健康に与える影響も考慮されている。2019年、SACNは、妊娠中・出産時・出産後24か月までの母体の転帰に焦点を当て、栄養摂取及び母体の健康に関するリスク評価を実施することに合意した。母体の健康に関するプロジェクトの対象範囲に関しては、「栄養摂取及び母体の健康プロジェクトの対象範囲」の附属書にて詳細情報を確認されたい。
 SACNは、必要に応じて他の専門家委員会に諮問し、関連するリスク評価を完了するよう要請することで合意した。SACNの委員らにより化学物質の暫定リストが提案されたが、これはCOTにおける議論を経て変更されている。毒性学的安全性の観点から作業範囲を定義するため、さらに、追加/削除可能な化学物質あるいは化学物質分類の候補の選抜に関して意見を要請するため、COTにスコーピング・ペーパー(TOX/2020/45)が提出されている。
 本作業の一環として、COTは、妊娠中のダイエタリー・サプリメントの使用について検討することは有益であると判断した。提出されたスコーピング・ペーパー(TOX/2020/51)では、妊娠中に広く使用されているダイエタリー・サプリメントについてレビューされている。当該サプリメントは、関連する保健管轄当局及び規制管轄当局が公的に推奨する製品ではないが、事例的エビデンス(anecdotal evidence)や非公式情報源により、種々のベネフィットがあると主張されている。
 当該スコーピング・ペーパーにて提示されたレビューは、医薬品・ヘルスケア製品規制庁(Medicines and Healthcare Products Regulatory Agency(MHRA))監督下にある伝統的ハーブ医薬品ではない、食品法の下にて規制されるハーブ系ダイエタリー・サプリメントに限定されている。当該レビューを受け、COTは、ヒトと動物のin vitro及びin vivoデータが利用可能である点に留意し、エキナセアにはさらなる調査が必要である旨を提案した。懸念が認められる主要な領域には、母体への一般毒性、胎児又は胚の発達への影響、医薬品との潜在的相互作用が含まれる。
 COTの推奨事項に基づき、妊娠中にエキナセアを使用することの安全性を評価するため、より広範囲に渡る文献検索が実施された(検索手法の詳細は、附属書Aを参照)。

(次ページの内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06700401535)
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国毒性委員会(COT)
情報源(報道) 英国毒性委員会(COT)
URL https://cot.food.gov.uk/Second%20Draft%20Statement%20on%20the%20potential%20health%20risks%20of%20Echinacea%20in%20the%20maternal%20diet