食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06700130301
タイトル 論文紹介:「2023年にフィンランドで発生した、トルティーヤに含まれるプロピオン酸カルシウムが原因とみられる大規模な急性胃腸疾患集団発生」
資料日付 2026年3月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance(2026, 31(11):pii=2500507、doi: 10.2807/1560-7917.ES.2026.31.11.2600185)に掲載されたアウトブレイク報告「2023年にフィンランドで発生した、トルティーヤに含まれるプロピオン酸カルシウムが原因とみられる大規模な急性胃腸疾患集団発生(Calcium propionate in tortillas - a likely cause of a large outbreak of acute gastrointestinal illness, Finland, 2023)、著者V Varo(Department of Public Health, Institute for Health and Welfare, フィンランド)ら」の概要は以下のとおり。
 2023年8月、フィンランドのある自治体の17の学校で、721人が胃腸症状を発症した。このうち323人(45%)は、学校給食の時間中又は給食後30分以内に、すぐに治まる症状を発症した。質問票を用いた後ろ向きコホート研究において、昼食で提供された小麦粉のトルティーヤ及び野菜の具材の摂取が、発症と統計的に関連していた(トルティーヤについては調整オッズ比(aOR)=3.3(95%信頼区間(CI):1.4-7.4)、野菜具材についてはaOR=1.5(95% CI:1.1-2.1))。トルティーヤ検体9点のうち5点で異常な臭気が認められた。限られた製造期間中に生産されたトルティーヤの3検体において、高濃度のプロピオン酸カルシウム(E 282)が検出(>24,000 mg/kg)され、規制上の基準値である2,000 mg/kgを超過していた。昼食時に提供されたトルティーヤは、EU内の別の国の製造業者に由来することが突き止められた。当該製造業者は、高濃度のプロピオン酸カルシウムが存在したことについて説明し得る製造工程上の原因を特定できなかった。本結果は、過剰量のプロピオン酸カルシウムが胃腸症状を引き起こし得るという他の調査結果と一致している。本調査は、欧州における化学物質関連の集団食中毒に対する監視の強化、及び迅速な集団食中毒の検知と対応を支援するための学校職員と公衆衛生当局間の適時な意思疎通の必要性を強調する。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) Eurosurveillance(2026, 31(11):pii=2500507)
URL https://www.eurosurveillance.org/content/10.2807/1560-7917.ES.2026.31.11.2600185