食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06690551535 |
| タイトル | 英国毒性委員会(COT)、「母体の食事におけるシトリニンの潜在的リスクに関する声明: 一般向け概要」を公表 (後半2/2) |
| 資料日付 | 2026年2月26日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | (前半の内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06690550535) 潜在的DNA損傷に関するエビデンスが確認され、かつ、ヒトの食事性ばく露データが不足していることから、EFSAは、シトリニンに対する安全限界値の設定、あるいは、ばく露マージンアプローチの適用は適切でないと結論している。代替として、EFSAはラットを用いた研究におけるエビデンスに基づき、ヒトの腎毒性に対して「懸念を提起しない用量」である0.2 μg/kg体重/日を特定している。懸念を提起しない用量とは、安全限界値ではなく、当該値未満では、有害影響が生じさせ得る著しい懸念が認められないばく露量である。 2015年、オランダ食品消費者製品安全庁(NVWA)はオランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)に対し、2011年以降にシトリニンの毒性作用に関する新たな研究が公表されているか否かに関し、調査を委託している。 RIVMは、有害影響の5%増加と関連する、シトリニンの最低用量(ベンチマーク用量信頼下限値(BMDL05))の特定に向け、げっ歯類を用いた研究を2件選定している。RIVMが算出した値は、頭殿長(胎児の頭頂部から臀部(尻)までの長さ、脚部を除く)の減少として測定される胎児の発育抑制に対する、48 μg/kg体重/日である。当該値はEFSAが腎毒性の懸念を提起しないとして設定した用量の240倍高い値であり、この懸念を提起しない用量未満のばく露が胎児発育への有害影響の原因となる可能性は極めて低いことが示唆され、さらに、発育中の子孫への如何なる影響も母体毒性の二次的な結果である可能性が高いという判断を証拠立てるものである。 COTは、EFSAの腎毒性に対して懸念を提起しない用量である0.2 μg/kg体重/日、及び、その設定方法に同意する。COTは、RIVM導出のBMDL05は生殖への影響に特化して導出されている値である一方、EFSA設定の懸念を提起しない用量は240倍低い値であることから、当該値を遵守すれば、母体毒性作用及び生殖毒性作用、並びに、妊娠中の胎児発育への有害影響等、報告されている他の全ての形態の毒性に対し、保護が得られる可能性がある点に留意している。 妊娠可能年齢の女性におけるシトリニンへの推定ばく露量は、EFSA設定の懸念を提起しない用量を下回っていた。したがって、推定ばく露量では、腎毒性・生殖毒性・妊娠中の胎児発育への有害影響に対し、懸念は提起されない。くわえて、シトリニンは、検討対象とした何れの食品群においても、「信頼性をもって測定可能な最低値」を超過して検出されておらず、シトリニンへの食事性ばく露量が低いことがさらに確認され、食事中のシトリニン含有量は英国消費者にとって懸念とはならないという結論が証拠立てられる。 データベースに限界があることから、COTは、DNA損傷のリスク及びがんのリスクは排除できないと結論する。COTは、シトリニンがDNAを損傷し得るか否か、及び/又は、がんリスクを増大させるか否かを特定するためには、さらに研究を進める必要があるという、EFSA及びRIVMの見解に同意する。 本文書は以下よりPDFファイルとして入手可能(4ページ)。 https://cot.food.gov.uk/sites/default/files/2026-02/Lay%20Summary%20Statement%20on%20the%20potential%20risk%20from%20citrinin%20in%20the%20maternal%20diet.pdf |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | 英国 |
| 情報源(公的機関) | 英国毒性委員会(COT) |
| 情報源(報道) | 英国毒性委員会(COT) |
| URL | https://cot.food.gov.uk/Statement%20on%20the%20potential%20risk%20from%20citrinin%20in%20the%20maternal%20diet:%20Lay%20summary |