食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06690500149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、「鳥インフルエンザのバイオセキュリティに関するリスクコミュニケーション:欧州連合(EU)の意識向上キャンペーンのための社会調査、対象層区分、及びコミュニケーション戦略」と題する技術報告書を公表
資料日付 2026年3月10日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月10日、「鳥インフルエンザのバイオセキュリティに関するリスクコミュニケーション:欧州連合(EU)の意識向上キャンペーンのための社会調査、対象層区分(audience segments)、及びコミュニケーション戦略」と題する技術報告書(40ページ、2026年2月27日採択、doi: 10.2903/sp.efsa.2026.EN-10003)を公表した。概要は以下のとおり。
 本報告書は、欧州委員会から要請された、欧州連合(EU)域内における鳥インフルエンザ(AI)のバイオセキュリティに関する意識向上のための、より強化されたエビデンスに基づくアプローチに関する、リスクコミュニケーションにおける技術的支援についてEFSAの対応をまとめたものである。本報告書では、多様な家きん部門のステークホルダーにおけるバイオセキュリティ対策に関する意識の向上と一貫した実践を目的とした、複数年にわたるキャンペーンに資するため、社会調査、対象層区分及び戦略的コミュニケーション設計を統合している。そのエビデンス基盤は、二つの外部委託事業(ICFが実施した社会科学的調査及び対象層区分、及びVerian Group Belgium S.A.による複数年のコミュニケーション戦略)に基づく。これらは、系統的文献レビュー、EU加盟3か国において実施された39件の詳細な聞き取り調査、欧州委員会統計局(Eurostat)データ、並びにADKAR(登録商標)フレームワーク(※訳注)を用いた行動分析に基づいている。
 これらの結果から、AIに関する一般的な認知度は高い一方で、特に小規模農家や裏庭飼育者(backyard keepers)において、伝播経路、症状、及び特定のバイオセキュリティ対策の有効性に関する知識には偏りがあることが示された。対象層区分全体にわたり、対策の一貫した実施を制限しているのは、認知不足ではなく、行動的、心理的及び構造的な障壁であった。4つの農家区分と1つの現場実務従事者区分からなる、計5つの異なる対象層区分が特定された。また、獣医師をはじめとする信頼される仲介者から構成される第6のグループが、コミュニケーションの信頼性及び行動への影響における中核的な存在として浮上した。本報告書は、正当性の確立から実践の促進、そして長期的な維持・補強に至る段階的な3年間のコミュニケーション戦略を提案しており、これは一貫性のあるチャネル設計及び堅牢な評価枠組みによって支えられる。
 総じて本報告書は、家きん部門全体にわたる意識及びレジリエンスの向上、行動実践の強化、並びにAI伝播リスクの低減を可能とする、EUレベルのバイオセキュリティ・コミュニケーション・キャンペーンのための、統合的かつエビデンス駆動型の基盤を提供する。
 本技術報告書に係る外部委託機関による科学的報告書は以下のURLから入手可能。
1. 「家きんに関連するバイオセキュリティに関するリスクコミュニケーション、最終報告書」(委託機関:ICF)
https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-9907
2. 「鳥インフルエンザ意識向上キャンペーン・コミュニケーション戦略」(委託機関:Verian)
https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-10005
(※訳注)個人の行動変容をAwareness(変化の必要性の認識)、Desire(変化を支持し参加する意欲)、Knowledge(変化の方法に関する知識)、Ability(知識を実行に移す能力)、Reinforcement(変化を継続・定着させる補強)の5つの要素で捉えるチェンジマネジメントの実務的枠組み。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-10003