食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06690130314 |
| タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、欧州食品安全機関(EFSA)が公表したスクラロースのリスク評価を紹介し、スクラロースを高温調理に使用しないよう推奨する自らの見解を再提示 |
| 資料日付 | 2026年2月26日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は2月26日、欧州食品安全機関(EEFSA)が公表したスクラロースのリスク評価を紹介し、スクラロースを高温調理に使用しないよう推奨する自らの見解を再提示した。概要は以下のとおり。 スクラロースは、欧州連合で食品添加物E 955として認可されている甘味料である。EFSAは、再評価においてスクラロースに関する最新の知見を検討した。以前、スクラロースは2000年に、当時担当していた欧州委員会の食品科学委員会(SCF)によって評価されていた。EFSAは、SCFが導出した許容一日摂取量(ADI) 15 mg/kg体重/日を確認した。また、製造業者からは、スクラロースを「高級ベーカリー製品」の食品カテゴリーにおいて、無糖のアイスクリームコーンだけでなく、その他の無糖のベーカリー製品にも使用を許可するよう要請があった。これについて、EFSAは、加熱温度と加熱時間の制限が設定されない限り、熱安定性に関する不確実性について、さらなる解明が必要であると結論した。 スクラロースを加熱すると、特にスクラロースを含む食品(焼き菓子など)を加熱すると、健康に有害で発がん性の可能性がある塩素化有機化合物が生成する可能性がある。スクラロースを120℃以上の温度で長時間加熱すると、物質の分解と脱塩素化が徐々に進行し、さらに温度が上昇するにつれてその傾向は強まる。120~150℃の温度は、食品の工業的な製造および加工において生じる可能性があり、また、BfRが2019年の意見書で述べているように、家庭でスクラロースを含む食品を調理したり焼いたりする場合にも到達し得る温度である。EFSAは、工業的な製造では、このような食品は短時間しか加熱されないため、有機分子の塩素化リスクは限定的であると強調している。一方、家庭でスクラロースを含む食品を調理する場合には、このリスクを排除できないとEFSAは述べている。 したがってBfRは、スクラロースを含む食品を、焼く、揚げる、炒める際には、このような温度まで加熱しない、あるいはスクラロースを加熱後に添加することを引き続き推奨している。 スクラロースは、規則(EU) No 257/2010に基づく認可食品添加物の再評価プログラムの一環として、EFSAによって評価された。このプロセスでは、健康リスクに関する新たな知見を反映させるため、最新の科学的証拠が精査される。その結果得られたリスク評価は、欧州委員会が意思決定を行う際の科学的根拠となる。食品添加物によっては、この過程により最大含有量が引き下げられたり、引き上げられたり、または認可が取り消されたりした事例もある。 スクラロースに関しては、BfRは2019年の意見書で、熱による塩素化有機化合物(ポリ塩化ジベンゾ-p-ジオキシン(PCDD)やポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)、クロロプロパノールなど)の生成の問題についてすでに言及していた。BfRはまだ解決されていないデータ上の問題点を指摘し、EFSAがスクラロースを食品添加物として再評価する際に、この点を特に考慮に入れるよう推奨した。2026年2月17日に公表されたリスク評価(※訳注)において、EFSAも、家庭でスクラロースを含む食品を加熱調理する場合、このリスクを排除できないという結論に達した。入手可能なデータと、食品カテゴリー「高級ベーカリー製品」に用いられる可能性のあるさまざまなベーキングのプロセスで塩素化化合物が生成する可能性に関する既存の不確実性に基づき、EFSAは、追加の高級ベーカリー製品への認可拡大の申請について結論を導き出すことができなかった。EFSAは、家庭でスクラロースを使用した手作りの食品を調理する際に、特に高温を必要とする家庭での使用(揚げ物や焼き物など)において、望ましくない分解生成物が生成する可能性を考慮に入れるよう、欧州委員会に勧告している。 BfRの見解では、この問題は、特に消費者にとって引き続き重要な課題であり続ける。なぜなら、家庭での食品の加熱温度は、標準化された工業生産プロセスよりも大きな変動を受けると考えられるからである。したがってBfRは、塩素化有機化合物の生成を防ぐため、スクラロースを含む食品を120℃以上に加熱しないという推奨を維持している。 (※訳注) EFSAの「食品添加物としてのスクラロース(E 955)の再評価および高級ベーカリー製品におけるスクラロース(E 955)の使用範囲拡大に関する新たな申請の評価」(2026年2月17日付)は、次のURLより閲覧可能 https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2026.9854 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | ドイツ |
| 情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| 情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| URL | https://www.bfr.bund.de/mitteilung/sucralose-beim-erhitzen-ueber-120-grad-koennen-sich-gesundheitsschaedliche-stoffe-bilden/ |