食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06680050475 |
| タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、「フランスの第3回トータルダイエットスタディ(EAT3)に関する意見書・報告書-結果-第1部-アクリルアミド、アルミニウム、銀、カドミウム、水銀、鉛」を公表 |
| 資料日付 | 2026年2月12日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は2月12日、「フランスの第3回トータルダイエットスタディ(EAT3)に関する意見書・報告書-結果-第1部-アクリルアミド、アルミニウム、銀、カドミウム、水銀、鉛」を公表した。概要は以下のとおり。 この新しい調査は、250種類以上の物質を対象としており、その結果は物質群ごとに段階的に公表される予定である。第1部は、アクリルアミド、及び複数の微量金属(銀、カドミウム、鉛、アルミニウム、水銀)に関する結果を明らかにする。EAT3のコーディネーターであるMorgane Champion氏とVeronique Sirot氏による、その主な結果の現状分析は以下のとおり。 Q: 微量金属とは何か、そしてなぜ我々の食べ物から見つかるのか? A: M. Champion氏: (略) Q: 特定の汚染物質の食品中の存在は、以前のEATの諸結果と比較して減少している。このことから、状況は改善していると結論できるのか? A: V. Sirot氏: EAT3は実際、食品中のアクリルアミド、銀、アルミニウム、カドミウム、鉛の平均濃度の低下を明らかにしている。 だからといって、これは全ての食品に当てはまるわけではない。実際、特定の食品群において増加が観察されている。例えば、パン、甘いビスケット、菓子パン、パスタ等の穀物を主原料とする特定の製品がこれに該当する。これらは、アルミニウム、カドミウム、鉛への食事性ばく露に最も大きく寄与する食品である。特定の野菜における当該汚染物質の濃度は増加しているが、これは、それらの摂取による栄養上の明らかな利点に疑問を投げかけるものではない。一方、甘いビスケットや菓子パンは、特定の微量金属やアクリルアミドによる汚染に加え、栄養面の利点も僅かである。 また、第1部で調査された汚染物質のほとんどについて、国民に対するリスクの評価に関する結論はEAT2で表明されたものと変わらない。つまり、アクリルアミド、カドミウム、鉛、アルミニウム、メチル水銀へのばく露量は、国民の全体又は一部にとって依然として高すぎる。 Q: 水銀に関する新たな結果は何か? M. Champion氏: 第2回トータルダイエットスタディ(EAT2)の際には確実に結論を下すことができなかったが、より詳細な分析により、無機水銀に関連するリスクを除外することができた。 魚種を問わず主に魚から検出されるメチル水銀に関しては、汚染レベル及びばく露量はEAT2で観察されたものと同程度である。食物連鎖の頂点に立つマグロ等の捕食魚は、メチル水銀濃度が最も高い。しかしながら、魚の摂取には明らかな栄養上の利点がある。必要栄養量を最適に満たすために、魚種や原産地を変えながら、週に2食、そのうち1食は脂肪分の多い魚を摂取することを推奨する。メチル水銀への過剰ばく露のリスクを抑えるこれらの推奨事項を遵守する限り、あらゆる魚種を摂取することができる。 Q: (飲み物としての)水は依然として大きな鉛ばく露源であるのか? A: V. Sirot氏: EAT 2と比較して、鉛への食事性ばく露量は、子供において平均27~41%、成人において平均37~49%減少してしており、これは朗報である。ガソリン、水道管、塗料等における鉛の禁止のように、長年にわたり実施されてきた公衆衛生政策の効果がここに見て取れる。 水は依然として我々の鉛ばく露の主な原因であるが、それだけではない。パン、野菜もその原因となり、成人の場合はアルコール飲料もその原因となる。 Q: アクリルアミドはどの食品から検出され、なぜそれが問題なのか? A: M. Champion氏: アクリルアミドは微量元素の一種ではなく、揚げ物やロースト等の高温(120℃以上)での加熱調理プロセス時に出現する新たに生成される有機化合物である。アクリルアミドは、デンプン又は特定の糖類、ならびにアスパラギン等の特定のアミノ酸を豊富に含む食品において生成される。フライドポテト、ソテーしたジャガイモやポテトチップス、及びビスケットは、アクリルアミドで汚染される可能性が最も高い食品である。 EAT2と比較すると、最も汚染され、ばく露の主な原因となっていた食品について、アクリルアミドの平均濃度の低下が認められる。これはコーヒーに当てはまり、コーヒーからアクリルアミドは検出されなくなっている。 これらの減少は、数年前から食品部門が食品に含まれるアクリルアミドを減らすために実施してきた低減策の有効性を反映していると思われる。しかしながら、消費者のばく露量は依然として高すぎるため、食品中のアクリルアミド濃度、特に栄養価が低いのに加えて、我々のばく露の主因であるフライドポテト及びソテーしたジャガイモにおける濃度の低減に向けた取組みを継続する必要がある。 Q: 最近、食品のカドミウム汚染がニュースの話題となっている。実際のところはどうなのか? A: V. Sirot氏: カドミウムばく露に寄与する主な食品群は、EAT2で特定されたものと同様である。すなわち、パン、及び小麦を主原料とするその他の製品(パスタ、菓子パン、ケーキ、菓子、ビスケット等)、ジャガイモ、野菜、そして定期的に摂取する人にとっては、軟体動物や甲殻類である。 ANSESは近く、食品を介したばく露だけでなく、国民のカドミウムの総ばく露量を詳述した専門家による評価を発表する。この作業は、フランス国民のカドミウムの体内負荷量を低減するために実施すべき対策に優先順位をつける。 Q: その後は? A: M. Champion氏: これらの最初の結果は、EAT3の第1部となる。その他の食品汚染物質群を対象とする部分は、今後数年間にわたって発表される予定である。これらの中には、他のいくつかの微量元素、ビスフェノールやフタル酸エステル等の食品接触材料由来の物質、残留農薬、パーフルオロ及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)等がある。各汚染物質群について、ANSESは、特に汚染物質ばく露の低減に向けた具体的な勧告事項を表明する。 当該意見書・報告書(144ページ、フランス語)は以下のURLから閲覧可能。 https://www.anses.fr/system/files/ERCA2019-SA-0010-RA-2.pdf |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | フランス |
| 情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
| 情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
| URL | https://www.anses.fr/fr/content/acrylamide-elements-traces-metalliques-lalimentation-exposition-preoccupante |