食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06670620175 |
| タイトル | スペイン科学技術最高評議会(CSIC)、食用昆虫のポテンシャルに関する一般向け科学的解説書「世界における食用昆虫」を公表 |
| 資料日付 | 2026年1月30日 |
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| 分類2 | - |
| 概要(記事) | スペイン科学技術最高評議会(CSIC)は1月30日、食用昆虫のポテンシャルに関する一般向け科学的解説書「世界における食用昆虫」を公表した。概要は以下のとおり。 多くの人々は、バッタ類やイモムシ類、アリ類、あるいは甲虫類をエキゾチックな食品と見なしている。おそらく欧州は、食事に昆虫が最も出てこない大陸である。しかし、およそ世界の半数の国々(その多くは熱帯地域)においては、食事に昆虫を取り入れている文化が存在する。食用昆虫の種類は多く、2,100種が記録されており、興味深い栄養源であることが示されている。Divulgacionコレクション(訳注:CSIC及び出版社Catarataが発行する一般向け科学的解説書シリーズ)の新刊「世界における食用昆虫」では、これらの小型動物の特性、歴史的にみた人類による摂取、栄養価、摂取によるアレルギー反応発症の可能性、及び気候変動や世界的人口増加の状況下における食料問題への昆虫の対応能力についての概要を提供する。 本書には、スペイン、フランス、オランダ及びラテンアメリカの30名の専門家による寄稿が収められている。 2013年、国連食糧農業機関(FAO)は、食用昆虫が食料安全保障及び環境保全に果たし得る潜在的可能性を強調する報告書を公表した。それ以降、主要な課題の一つである昆虫の飼育(生産)に関する研究は、指数関数的に増加している。 (中略) ・栄養価 食用昆虫は、食物繊維、ビタミン(B群やA、D、E群)、及びカルシウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラルの供給源であるが、特にタンパク質の供給源である。鶏、豚、牛などでは、肉として食用に利用されるのが、体重の約50%であるのに対し、昆虫の場合は80%が食用として利用される。とはいえ、その栄養価は、昆虫の種類、発生段階、餌、調理方法に依る。 節足動物は、歴史を通じて多くの文化で摂取されてきており、現在では、例えば中央アフリカの一部の国々では、食事中のタンパク質の50%以上を占めている。最も多く摂取されている種には、甲虫類が挙げられ(昆虫摂取量の31%)、次いでイモムシ類が続く。アリ類、スズメバチ類、ミツバチ類も一般的であり(14%)、バッタ目も13%を占めている。 これらの動物は、その栄養価に加え、その機能特性で傑出している。一部の種において、抗酸化作用や抗炎症作用をもつ分子を特定している研究もあり、このことは新たな可能性を開く。 ・食品業界 昆虫は、その興味深い栄養プロファイルから、もう数年前から食品業界の注目下にある。しかし、西洋の食事に徐々に取り入れられるようになってきているのは、ここ10年である。その背景には主に2つの理由がある。一つは、消費者に提供するための魅力的で新しい製品が常に模索されていること。もう一つは、持続可能性、及び2050年には90億人に達すると推定される世界人口を養うという課題である。 食品業界は、昆虫丸ごとだけでなく、昆虫を食事に取り入れるための代替法を模索している。そうして、昆虫丸ごとを乾燥させ、挽いて得られる粉末の調製は一般的となっている。また、昆虫を自身のメニューに取り入れることに抵抗がある西洋の消費者に向けては、昆虫タンパク質を抽出、精製し、原料として使用することが検討されている。興味を喚起する他の代替法は、食品部門においてのみならず、医薬品や飼料部門においても、昆虫を機能性原料として利用することである。 一方、食品業界は、昆虫をバイオポリマーの有望な供給源としてとらえ、また、食品包装における石油由来プラスチックの代替品としてとらえている。昆虫由来代替品の利点は、その再生可能な起原だけでなく、食品と共に摂取できる可能性、及び生分解性が高いことにある。 その1例には、節足動物の外骨格に存在する多糖であるキチンがある。キチンは、化学的プロセスを経て、生分解可能なもの、及び非毒性のものへと変化し、抗菌特性及び抗酸化特性を得る。昆虫は、これらの全ての特性によって、食品包装における可食性被覆材コーティング製造への使用に理想的な候補となる。もう一つの研究の方向として、湿度に対して作用し生鮮食品の保存に役立つ、食品の疎水性被覆材としての、昆虫が産生するワックスが挙げられる。 ・欧州及びラテンアメリカ (略) 「世界の食用昆虫」に関する詳細は、以下のURLから閲覧可能。 https://www.csic.es/es/ciencia-y-sociedad/libros-de-divulgacion/coleccion-divulgacion/los-insectos-comestibles-en-el-mundo |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | スペイン |
| 情報源(公的機関) | その他 |
| 情報源(報道) | スペイン科学技術最高評議会(CSIC) |
| URL | https://www.csic.es/es/actualidad-del-csic/ligia-e-diaz-deberiamos-reconsiderar-el-papel-de-los-insectos-comestibles-en-nuestras-dietas |