食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06670430149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、「羊痘・山羊痘:2025年のギリシャ及びブルガリアにおける同疾病の流行を制御するためのワクチン及びワクチン接種シナリオ」と題する報告書を公表
資料日付 2026年2月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月4日、「羊痘・山羊痘:2025年のギリシャ及びブルガリアにおける同疾病の流行を制御するためのワクチン及びワクチン接種シナリオ」と題する報告書(42ページ、2026年1月28日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 カプリポックスウイルス(Capripoxviruses)によって引き起こされる羊痘・山羊痘(SGP)は、2024~2025年において前例のない強度で欧州に再出現し、特にギリシャ及びブルガリアに影響を及ぼし、周辺国に対するリスクの増大をもたらした。欧州連合(EU)の確立された管理措置が存在するにもかかわらず、アウトブレイクの規模及びその持続性は、検出又は報告の一定程度の遅延、並びに動物の移動(認可されたもの及び非管理下のものの双方を含む)が伝播の持続に寄与している可能性を示唆している。本評価では、市販されているSGPワクチンの有効性及び安全性を検討し、ワクチン接種戦略が流行の制御及び根絶に及ぼす潜在的影響を評価している。
 文献レビュー及びカプリポックスウイルスに関するEUリファレンスラボラトリー(EURL)による実験データは、羊痘ウイルス株(RM-65株、Romania株、及びBakirkoy株)をベースとする生弱毒SGPワクチンが強力な防御効果(典型的に80~100%)を提供し、めん羊におけるウイルス複製及び排出を大幅に減少させることを支持する。安全性プロファイルは概ね良好であるが、軽微な接種後反応が発生する場合があり、推奨用量の遵守が不可欠である。標準的な予防措置が遵守される場合、ワクチンウイルスの伝播リスクは最小限である。
 ブルガリアの個体群統計及びアウトブレイクデータを用いて、SGPの拡大をシミュレートするとともに、ワクチン接種シナリオを評価するため、確率論的空間カーネルモデルが適用された。結果は、迅速な検出及び殺処分のみで1~2年以内に流行を制御できるものの、ワクチン接種によりアウトブレイクの規模及び地理的拡大が著しく減少することを示した。地域的なワクチン接種は、厳格な移動管理が実施されない限り、ウイルス散逸のリスクを伴う一方、全国的なワクチン接種はより強固な封じ込めを可能にする。標準的な管理措置と組み合わせた2年間のワクチン接種キャンペーンは、ワクチンを用いない戦略よりも1年早く根絶を達成すると予測される。ギリシャにおいては、伝播動態の複雑性及び複数の流行クラスターにより、的を絞ったワクチン接種又は全国的なワクチン接種が必要となるだろうことが示唆される。
 総じて、ワクチン接種は、特に早期検出、迅速な殺処分、移動制限と一体的に実施される場合、影響を受けた地域においてSGPを抑制し、排除し得るための重要な手段を提供する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9928