食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06670420294
タイトル 世界保健機関(WHO)、バングラデシュにおけるニパウイルス感染症に関する情報を公表
資料日付 2026年2月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は2月6日、バングラデシュにおけるニパウイルス感染症に関する情報を公表した。概要は以下のとおり。
1. 概況
 2026年2月3日、バングラデシュの国際保健規則担当窓口(IHR NFP)は、Rajshahi管区におけるニパウイルス(NiV)感染症の確定症例1例についてWHOに通知した。当該患者は1月21日に発熱及び神経症状を呈した。1月29日にニパウイルス感染症であると検査で確認された。当該患者は、旅行歴はなかったが、ナツメヤシの生の樹液の摂取歴があると報告した。接触者35人全員が監視下にあり、NiV検査は陰性であり、現在までのところ新たな症例は確認されていない。バングラデシュでは定期的に小規模なNiV感染事例の発生が見られ、年間を通して様々な時期に症例が報告されているが、感染の発生はナツメヤシ樹液の収穫及び摂取の時期である12月から4月の間に起こる傾向がある。バングラデシュ保健家族福祉省は、複数の公衆衛生対策を実施している。WHOは、NiVによる全体的な公衆衛生リスクは、国レベル、地域レベル、及び世界レベルで低い(low)と評価している。国際的な感染拡大のリスクも低いと考えられる。
2. 状況の説明
 2026年2月3日、バングラデシュIHR NFPは、バングラデシュ北西部のRajshahi管区で発生したNiV感染症の確定症例1例をWHOに報告した。当該症例は、2026年1月29日にPCR検査及びELISA検査によって確認された。
 当該患者は女性で、年齢は40~50歳、Rajshahi管区Naogaon地区に居住していた。患者は1月21日に発熱、頭痛、筋肉のけいれん、食欲不振(無食欲)、脱力感、及び嘔吐等、NiV感染症に一致する症状を呈し、その後、流涎過多、見当識障害、けいれんを発症した。1月27日、当該患者は意識不明となり、地元の医師から三次医療機関に紹介された。患者は1月28日に入院し、ニパ・サーベイランスチームが咽頭スワブ及び血液検体を採取した。患者は同日死亡した。
 当該患者は、2026年1月5日から20日の間に、生のナツメヤシの樹液を繰り返し摂取したと報告した。確定診断後、ワンヘルスのステークホルダーを含むアウトブレイク調査チームが1月30日に調査を開始した。
 接触者計35人が特定されており、うち3人が世帯内接触者、14人が地域接触者、18人が病院内接触者である。症状のある接触者6人(うち世帯内3人、地域2人、病院内1人)から検体を採取した。6検体は全て、PCRによるNiV感染検査及びELISAによる抗ニパウイルスIgM抗体検出検査で陰性と判定された。2月3日時点で、新たな症例は確認されていない。接触者は監視下にある。
 バングラデシュでは2001年に初めてNiV感染例が報告された。それ以降、ほぼ毎年、ヒトの感染が報告されている。2025年には、バングラデシュで4例の検査確認死亡例が報告された。
3. NiV感染症の疫学(省略)
4. 公衆衛生対応(省略)
5. WHOリスク評価(省略)
6. WHOの勧告(抜粋)
・コウモリからヒトへの伝播のリスクを減らす
 伝播防止のための取り組みは、まずコウモリがナツメヤシの樹液やその他の生鮮食品に近づかないようにすることに焦点を当てるべきである。収集したてのナツメヤシのジュースは煮沸し、果実は摂取する前に十分に洗浄してから皮をむく必要がある。コウモリによる食痕のある果実は廃棄すべきである。コウモリのねぐらであることが知られている場所は避けるべきである。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL https://www.who.int/emergencies/disease-outbreak-news/item/2026-DON594