食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06650470314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、セレウス菌毒素の汚染による乳児用調製乳のリコールを受けた、食品中のセレウス菌に関する通知を公表
資料日付 2026年1月9日
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概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は1月9日、セレウス菌毒素の汚染による乳児用調製乳のリコールを受けた、食品中のセレウス菌に関する通知を公表した。概要は以下のとおり。
 最近、細菌毒素を含む可能性があることを理由に、予防措置として乳児用調製乳製造業者が同社製品の特定の2つのロットをリコールした。この毒素は、吐き気や嘔吐を引き起こす可能性があり、稀に生命を脅かす重篤な中毒を引き起こす。これを受け、BfRは当該病原体及びその産生毒素に関するいくつかの一般的な情報をまとめた。
 提供された情報によると、乳児用調製乳製造業者に供給された原材料の一つが、毒素セレウリドを含んでいる可能性があるためリコールが実施された。この毒素は、セレウス菌群(Bacillus cereus group)の細菌である催吐性セレウス菌(emetic Bacillus cereus)が産生する可能性がある。これらの細菌は、芽胞として知られる非常に安定した耐久力のある形態を形成することができる。芽胞は食品中に広く存在し、低濃度であれば問題とならない。しかし、芽胞が発芽し、細菌が増殖すると、食品中でセレウリドが産生される可能性がある。セレウリドの産生は、食品中において、特に水分含量、pH値、塩分濃度、利用可能な栄養素、存在する競合微生物、及び保存温度などの適切な条件が必要である。
 セレウリドは加熱しても不活化されないため、食品を煮沸しても除去することはできない。セレウリドを含む食品を摂取すると、0.5~6時間以内に吐き気や嘔吐を引き起こす可能性がある。これらの症状から「催吐性(emetic)」と呼ばれ、これは「吐き気を引き起こす」という意味である。通常、この症状は24時間以内に自然に治まる。しかし、高濃度のセレウリドによる稀な重度の中毒では、臓器障害が発生する可能性があり、特に肝臓と腎臓が影響を受ける。過去には、これにより散発的な症例において致命的な疾患が発生したことがある。
 BfRはこれまで、セレウリド自体が乳児用調製粉乳から検出されたという報告を認識していない。しかし、過去に催吐性セレウス菌が乳児用調製粉乳から検出された例はあった。未調製の粉末状態では、水分含量が低いためセレウス菌は増殖できず、セレウリドの産生は起こらない。しかし、粉末を溶解し、数時間室温で保管すると、細菌が増殖しセレウリドを産生する可能性がある。そのため、乳児用調製粉乳は毎回摂取直前に調製することが重要である。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL https://www.bfr.bund.de/mitteilung/bacillus-cereus-in-lebensmitteln-bei-vermehrung-kann-das-bakterium-ein-gift-bilden/