食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06640590149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、「米国の乳牛に影響を与えている高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1、Eurasian系統goose/Guangdongクレード2.3.4.4b、遺伝子型B3.13)による欧州連合(EU)域内の乳牛の感染リスク」と題する科学的意見書を公表
資料日付 2025年12月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月16日、「米国の乳牛に影響を与えている高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1、Eurasian系統goose/Guangdongクレード2.3.4.4b、遺伝子型B3.13)による欧州連合(EU)域内の乳牛の感染リスク」と題する科学的意見書(97ページ、2025年11月19日採択、doi: 10.2903/j.efsa.2025.9801)を公表した。概要は以下のとおり。
 本意見書では、EUの乳牛の鳥インフルエンザH5N1遺伝子型B3.13ウイルス感染リスクを評価している。米国からの貿易又は渡り鳥を介した当該ウイルスのEUの乳牛、家きん又は野鳥への侵入は「非常に可能性が低い(highly unlikely)」と評価された。侵入した場合の潜在的影響は、ほとんどの加盟国において高い(high)と推定された。当該ウイルスの侵入防止に最も効果的と評価された措置は、感染国からの牛及び家きんの輸入回避、搾乳機器の洗浄及び消毒である。EU域内でのウイルス拡散防止に最も効果的と評価された措置は、搾乳時の衛生、感染地域での牛の移動禁止、作業者・車両・機材の交換を避ける、農場入場前のバイオセキュリティ措置の実施であった。
 現行の高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)サーベイランスの適合については、以下の比例的且つリスクベースの準備戦略が推奨された:(i)受動的サーベイランス及び症候群サーベイランスの強化のための認知向上、(ii)牛のHPAIへのばく露確認後の疑い症例・感染事例に対する的を絞った調査、(iii)複数種類の検体に対する高感度診断法の使用、(iv)牛における初検出後の地域的なアクティブサーベイランス(バルク乳に対するRT-qPCR試験)。野鳥又は家きんで当該ウイルスが確認された場合、感染が確認された地域の酪農場のサーベイランスを検討する必要がある。
 牛は明確な臨床症状を示さず、乳質の変化が現れる前にウイルスを排出する可能性があるため、EUの乳牛群が感染した場合、バルク乳の汚染は「非常に可能性が高い(very likely)」と考えられる。EU域内のバルク乳又は初乳が当該ウイルスで汚染された場合、消費者の食品を介した活性を有するウイルスへのばく露は、生の飲用乳、生の初乳及び生乳クリームで最も高くなる。しかしながら、現在まで、H5N1遺伝子型B3.13ウイルスによる食品由来のヒト感染確定症例は報告されていない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9801