食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06630820164
タイトル オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、「オランダにおける食肉を介したトキソプラズマの感染-リスク評価の更新」を公表
資料日付 2025年11月27日
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概要(記事)  オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は11月27日、「オランダにおける食肉を介したトキソプラズマの感染-リスク評価の更新」を公表した。概要は以下のとおり。
 ヒトは食品を介して寄生虫トキソプラズマに感染することがある。感染してもほとんどの人は病気にならないが、妊娠中に胎児にリスクをもたらす可能性がある。また、感染は、エイズ患者や最近臓器移植を受けた人など、重度の免疫不全状態にある人にもリスクをもたらす可能性がある。
 したがって、主な感染源を理解することが重要である。この知見は、医師や助産師などによる健康相談に必要であるとともに、それらの感染源を介して感染するリスクを低減するための対策を講じることも可能にする。
 感染リスクは定量的微生物リスク評価(QMRA)モデルを用いて算出される。RIVMは、この計算モデルについて今回で2度目となる更新を行った。今回の更新は食肉を介した感染を対象としており、さらに多くの最新データが利用可能になったことを受けて行われた。最初のモデルは2011年にさかのぼり、2020年に初めて更新された。
 本寄生虫は猫によって伝播する。オーシスト(小さな寄生虫卵の一種)は猫の糞を介して環境中に放出され、最終的には果物や野菜などの食品に入ることになる。これらの汚染された食品が適切に洗浄、皮むき、又は十分に加熱調理されない場合、ヒトに感染を起こす可能性がある。動物が感染すると、寄生虫はその筋肉に入り、最終的には肉に入る。牛や豚などの動物の肉を冷凍保存しない場合や、加熱不十分な状態であるにもかかわらず摂取すると、感染を起こす可能性がある。
 ステーキや豚ヒレ肉などの生肉の場合、調理された1人前あたりの感染リスクは通常低い。しかし、これらの食品は広く消費されているため、全人口に対してリスクを計算すると、生肉はトキソプラズマ感染症の主な感染源である。これは政策立案者にとって必要な情報である。
 個人にとって最も感染リスクが高いのは、タルタルステーキ、ローストビーフ(Rosbief)、フィレ・アメリカンなどの生肉製品を摂取した場合である。生肉製品を介した感染のリスクは、製造時の塩漬け工程によって大きく左右される。塩は、寄生虫が製造工程を生き延びる可能性を下げる。製品の塩漬け効果の程度は、本モデルでは依然として不明確である。この問題に関する新たな知見は、次回の更新に組み込まれる予定である。
 当該報告書(66ページ、英語、発行年: 2025年)は以下のURLから閲覧可能。
https://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/2025-0013.pdf
地域 欧州
国・地方 オランダ
情報源(公的機関) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
情報源(報道) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
URL https://www.rivm.nl/publicaties/toxoplasma-infections-through-meat-in-netherlands-risk-assessment-update