食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06630780470 |
| タイトル | 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、ECDC感染症脅威報告(CDTR)第47週号(11月15日~21日)において、鳥インフルエンザウイルス感染によるヒト症例(カンボジア及び米国)について紹介 |
| 資料日付 | 2025年11月21日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 欧州疾病予防管理センター(ECDC)は11月21日、ECDC感染症脅威報告(CDTR)第47週号(11月15日~21日)において、鳥インフルエンザウイルス感染によるヒト症例(カンボジア及び米国)について紹介した。概要は以下のとおり。 1. インフルエンザA(H5N1)、カンボジア ・概要 2025年11月16日、カンボジア保健省は、プノンペン都Chroy Changvar地区の成人男性における鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルス感染による新たな死亡例1例を報告した。 当該患者は、発熱、咳、倦怠感、呼吸困難などの症状を呈した。医療ケアを受けたが、2025年11月15日に当該患者は死亡した。同日、国立公衆衛生研究所が鳥インフルエンザA(H5N1)感染を確認した。 現時点では、これ以上の情報はない。 国及び地方当局は、当該事例の積極的調査と対応措置を進めている。対応の一環として、当該患者の濃厚接触者には抗ウイルス薬(タミフル)の予防投与が行われ、影響を受けた村々で健康教育キャンペーンが継続されている。(以下略) ・ECDCの評価(略) ・行動(略) 2. インフルエンザA(H5N5)、米国 ・概要 2025年11月14日、ワシントン州保健局(DOH)は、米国ワシントン州Grays Harbor郡の居住者において、鳥インフルエンザA(H5N5)によるヒト感染が確認されたと報告した。これは、鳥インフルエンザA(H5N5)亜型ウイルスによる世界で初めてのヒト感染報告事例である。当該患者は基礎疾患を有する高齢者であり、2025年11月初旬に入院し、現在も治療中である。可能性の高いばく露源は、野鳥との接触があった混合飼育の裏庭家きん群(mixed backyard flock of domestic poultry)である。公衆衛生調査が継続中である。ワシントン州保健局は、地方保健当局及び州農務局と協力し、ヒト及び動物の健康リスクを評価している。 米国疾病管理予防センター(CDC)及び州当局は、現時点で鳥インフルエンザA(H5)の一般住民に対するリスクを低い(low)と評価しており、保健当局によるリスクの増加は確認されていない。 2025年11月14日時点で、CDCは鳥インフルエンザA(H5)によるヒト症例を71例報告しており(注:主に鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルス感染)、そのうち1例が死亡している。 (1)欧州及び北米の動物における鳥インフルエンザA(H5N5)の状況 クレード2.3.4.4bの高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)A(H5N5)ウイルスは、欧州北部及び北米の野鳥の間で伝播しており、それら地域では野鳥における地理的範囲及び罹患種の種類が最近拡大しており、野生哺乳類、飼育鳥類、また時には、飼い猫への異種間伝播(spill-overs)が起こっている。クレード2.3.4.4bに属するHPAI A(H5N5)は、日本の野鳥においても検出されている。 前疫学年(2024年10月~2025年9月)において、欧州連合/欧州経済領域(EU/EEA)の7か国(ベルギー、エストニア、フィンランド、ドイツ、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン)が野鳥におけるHPAI A(H5N5)の検出を報告している。さらに、2か国(アイスランド及びノルウェー)は飼育鳥類における感染事例も報告している。加えて、2024年初頭以降、欧州では野生哺乳類におけるA(H5N5)の検出が報告されている(例:ホッキョクギツネ及びアカギツネ(アイスランド、ノルウェー)、オオヤマネコ(ノルウェー)、アメリカミンク(アイスランド)、カワウソ(ノルウェー)、マツテン(オランダ))。アイスランドは飼い猫におけるA(H5N5)の検出も報告している。 北米では、カナダが前疫学年において、野鳥におけるHPAI A(H5N5)の検出8件及び家きんにおける感染事例1件を国際獣疫事務局に報告している。カナダはまた、ボブキャット、スカンク、ハイイロアザラシ、アライグマなどの野生哺乳類、並びに飼い猫における検出も報告している。2025年初頭以降、米国では米国農務省(USDA)によって野鳥におけるHPAI A(H5N5)の検出が11件報告されている。 (2)鳥インフルエンザA(H5N5)ウイルスの遺伝学的特性 2025年11月14日に報告されたワシントン州の症例由来のシークエンス解析されたウイルス株(A/Washington/2148/2025)は、同日にNCBI GenBankにアクセッション番号PX508201~PX508208として公開された。当該株はクレード2.3.4.4b、遺伝子型A6に属し、当該系統は北米由来の最近の鳥類及び哺乳類のA(H5N5)ウイルスとして多く報告されているもので、欧州の分離株ではEA-2021-Iと呼ばれている。A/Washington/2148/2025のHAセグメントは、同じ亜型のクレード2.3.4.4b株と近縁クラスターを形成するが、米国のヒト感染株を含むA(H5N1)遺伝子型B3.13及びD1.1とは異なる。A/Washington/2148/2025には、哺乳類への適応に関連する主要な変異や、鳥類由来の類似株で既に確認されているものと異なるマーカーは含まれていない。 前疫学年(2024年10月~2025年9月)において、HPAI A(H5N5)遺伝子型EA-2021-Iは、アイスランド、ノルウェー、英国、時折、ベルギー、オランダ、フィンランド、また恐らく(部分ゲノムとして)ドイツでも報告がある。2025年に欧州で検出された当該遺伝子型に属するすべてのA(H5N5)ウイルスは、哺乳類へのウイルス適応分子マーカーを含んでおり、PB2セグメントにおけるPB2-E627K又はPB2-E627Vの置換を特徴とする二つの異なるクラスターのいずれかに分類される。これら二つのクラスターに分類されるHPAI A(H5N5)ウイルスは、2024年11月以降ノルウェー、英国、フィンランド、アイスランドで伝播しており、2024年下旬にはカナダでも確認されている。しかし、PB2セグメントにおけるこれらの哺乳類適応マーカーは、2025年11月14日に米国で報告されたヒト症例のウイルス(A/Washington/2148/2025)の配列には認められなかった。 ・ECDCの評価(略) ・行動(略) 当該報告書は以下のURLから入手可能。 https://www.ecdc.europa.eu/sites/default/files/documents/Communicable-disease-threats-report-week-47-2025.pdf |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源(公的機関) | 欧州疾病予防管理センター(ECDC) |
| 情報源(報道) | 欧州疾病予防管理センター(ECDC) |
| URL | https://www.ecdc.europa.eu/en/publications-data/communicable-disease-threats-report-15-21-november-2025-week-47 |