食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06630660475 |
| タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、「動物における抗生物質耐性: 2024年総括」を公表 |
| 資料日付 | 2025年11月18日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は11月18日、「動物における抗生物質耐性: 2024年総括」を公表した。概要は以下のとおり。 (以下、当該総括より抜粋) 1. イントロダクション 2. 動物用医薬品の販売・使用の監視(略) 3. 動物における病原菌の耐性の監視(略) 4. フランスレベルでのフードチェーンにおける抗生物質耐性モニタリングシステムの年次総括(抜粋) 要点 ・サルモネラ属菌株のほとんどは、検査対象の全ての抗生物質に感受性を示す。 ・カンピロバクター属菌の耐性率は、抗生物質によって大きく異なる。 ・全ての抗生物質に感受性のある大腸菌(汎感受性)はわずかに減少しているが、極めて重要な抗生物質に対する耐性は低く、安定している。 1) 細菌のモニタリング: 2024年は家きんを取上げる ANSESは、欧州連合(EU)が設定した抗生物質耐性モニタリングシステムを国内レベルで統括している。モニタリングの対象となる種は年ごとにかわり、2024年にはブロイラー、採卵鶏、七面鳥であった。検体採取は、(1)食鳥処理場での腸内容物、(2)流通段階、国境検問所での食肉、(3)農場の環境の3段階で行われた。 調査対象の細菌は、いわゆる人獣共通感染症菌又は抗生物質耐性の指標菌であり、すなわちサルモネラ属菌、 カンピロバクター・ジェジュニ(Campylobacter jejuni)、カンピロバクター・コリ(C. coli)、指標大腸菌、及び基質特異性拡張型β-ラクタマーゼ(ESBL)/セファロスポリナーゼ/カルバペネマーゼ産生と推定される大腸菌である。 2) サルモネラ属菌はほとんどが抗生物質に耐性がない 農場から採取されたサルモネラ属菌株の87.5%が、検査した全ての抗生物質に感受性を示した。どの株も、ヒトの健康に優先される決定的に重要な抗生物質(キノロン系、セファロスポリン系)に対して、より大きな耐性を示していない。 3) カンピロバクター属菌: 耐性率は異なる C. jejuniは、鶏に最も存在するカンピロバクター属菌種であり、一方、七面鳥においてはC. coliがよく見られる。 食鳥処理場で分離されたカンピロバクター属菌の耐性は、6種類の抗生物質を対象に検査された。カンピロバクター属菌の80%は少なくとも1種類の抗生物質に耐性を示すが、耐性率は抗生物質によって大きく異なる: ・C. coliのテトラサイクリン耐性は非常に高く、七面鳥では87.6%、鶏では94.7%である。 ・フルオロキノロン耐性は高く、47.8%~54.8%である。しかし、この耐性率は2022年比で鶏では減少しているが、七面鳥では安定している。 4) 大腸菌: 抗生物質に対する汎感受性はわずかに低下 2022年と比較して、家きんにおいて全ての抗生物質に感受性を示す(汎感受性)大腸菌のわずかな減少が指摘されている。処理場で分離された大腸菌株の抗生物質耐性は、七面鳥よりも鶏でわずかに高い。 5) 極めて重要な抗生物質に対する耐性は低い 一方、極めて重要な抗生物質に対する耐性は、両家きん種において、2022年比で概ね低く安定した状態を維持しており、特にセファロスポリン系に対する耐性は非常に低い。 最後に、ESBL産生大腸菌は、極めて重要な抗生物質に対して耐性があるため公衆衛生上の優先事項となっているが、2022年比で増加している。これは、食肉から採取された細菌、及び食鳥処理場で採取された細菌の両方に当てはまる。 6) ESBL産生大腸菌: 国境検査では検出されず 2022年以降、ESBL産生大腸菌の耐性モニタリングには、国境検問所での輸入肉の検体採取が含まれている。鶏肉からはESBL産生大腸菌は分離されず、七面鳥肉からはごくわずかしか分離されなかった。しかしながら、実施が困難であることから、分析できた検体数は欧州指令2020/1729/EUで規定された数よりも少ない。 5. 抗生物質ばく露の減少により、2年足らずで耐性が低下(略) 当該総括(プレスキット)(12ページ、フランス語)は以下のURLから閲覧可能。 https://www.anses.fr/system/files/dp-atb-2025_0.pdf 同総括の英語版は以下のURLから閲覧可能。 https://www.anses.fr/system/files/dp-atb-2025-UK.pdf 年次報告書2024年「動物における抗菌薬-販売・使用のモニタリング」(104ページ、フランス語)は以下のURLから閲覧可能。 https://www.anses.fr/system/files/Rapportsuiviventesmedicamentsantimicrobiens2024.pdf 「Resapath(動物の病原菌の抗生物質耐性に関する疫学監視ネットワーク)報告書-2024年総括」(56ページ、フランス語) は以下のURLから閲覧可能。 https://www.anses.fr/system/files/2024_Resapath_Rapport_annuel.pdf |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | フランス |
| 情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
| 情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
| URL | https://www.anses.fr/fr/content/antibioresistance-en-sante-animale-bilan-2024 |