食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06630302149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、大麦、小麦及びライ麦中のピノキサデン(pinoxaden)に対する現行の最大残留基準値(MRL)の改定並びに第12条に基づく補強データの評価に関する理由を付した意見書を公表 (3/3)
資料日付 2025年11月25日
分類1 -
分類2 -
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(前ページの内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06630301149)


 ピノキサデンの毒性学的プロファイルは、指令91/414/EECに基づくEU農薬ピアレビューの枠組みで評価され、そのデータは0.1 mg/kg体重/日の許容一日摂取量(ADI)及び0.1 mg/kg体重の急性参照用量(ARfD)を導出するのに十分であった。親化合物に対して設定された毒性学的参照値は、代謝物M6及びM4の両方に適用される。
 消費者リスク評価は、EFSAの残留農薬摂取量の算出モデル(PRIMo)の改訂版3.1を用いて実施された。MRL申請で評価された農産物における短期ばく露はARfDを超えなかった。推定最大ばく露量は小麦穀粒でARfDの2%を占め、大麦及びライ麦ではそれぞれARfDの0.7%、0.8%と2倍以上低かった。MRL審査の枠組みにおいて、EUレベルでの大麦、小麦、ライ麦へのピノキサデンの現行の用途を考慮した包括的な長期ばく露評価を実施した。EU域内で認可されているその他の食品における用途は報告されておらず、現行のコーデックス(Codex)MRL(CXL)はEU MRLで網羅されていると結論された。EFSAは、本MRL申請の根拠として提出された残留試験から得られた大麦、小麦、ライ麦穀物の残留中央値、及び動物性食品におけるLOQを用いて計算を更新し、動物由来製品への残留物の移行を考慮した。推定される最大長期経口摂取量は、ADIの1%(デンマークの子ども用食事)であった。大麦、小麦、ライ麦の穀粒に含まれる残留物の全体的な長期ばく露への寄与は、それぞれADIの0.1%、0.9%、0.7%であった。
 EFSAは、評価対象である大麦、小麦、ライ麦へのピノキサデンの使用により、消費者へのばく露が毒性学的参照値を超えることはなく、従って、消費者の健康に対するリスクをもたらす可能性は低いと結論した。
 有効成分の承認更新に関する規制(EC) No 1107/2009に基づくピアレビューは開始されていない。しかし、EMSは、現行の評価の枠組みで提出された新規情報が承認更新のためのデータパッケージにも含まれていることを指摘した。従って、本理由を付した意見書で報告された結論は、EU農薬ピアレビューの結果を踏まえて再検討が必要となる可能性がある。
 EFSAによるMRL改正案は以下のとおり。品目/現行EU MRL(mg/kg)/EU MRL改正案(mg/kg)。
施行上の残留物の定義: M4及びM6(遊離型及び抱合型)の合計、ピノキサデンとして表される。
大麦/0.7/0.8
ライ麦/0.7/0.8
小麦/0.7/0.8
施行上の残留物の定義: M4(遊離型及び抱合型)、ピノキサデンとして表される。
動物由来製品/0.02(※注1)(※注2)/0.02(※注1)
ミルク/0.01(※注1)(※注2)/0.01(※注1)
(※注1) MRLがLOQで設定されていることを示す。
(※注2) EFSAは、分析方法に関する一部の情報が入手不可能であると特定した。MRLの再検討にあたり、欧州委員会は、最初の文で言及された情報が、2024年8月2日までに提出された場合は、その情報を考慮し、当該情報が当該期日までに提出されない場合、その欠如を考慮する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9742