食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06620470164
タイトル オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、「循環型食品システムにおける食品関連未利用バイオマス(reststromen)の再利用時の食品安全」と題する報告書を公表
資料日付 2025年10月31日
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概要(記事)  オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は10月31日、「循環型食品システムにおける食品関連未利用バイオマス(reststromen)(※訳注)の再利用時の食品安全」と題する報告書を公表した。概要は以下のとおり。
 循環型の食品システムでは、食品の製造・消費由来の未利用バイオマスを再利用することで廃棄物を削減することができる。例えば、葉や茎等の作物の一部は、新しい食品の製造に利用できる。これは骨、魚の頭、乳清(ホエー)等、肉、魚、乳製品の製造由来の未利用バイオマスにも当てはまる。
 RIVMとWageningen食品安全リサーチ(WFSR)は、食品が製造される際にどのような種類の未利用バイオマスが発生し、またこれらがどの程度の量であるかを調査した。この点については、まだほとんど分かっていない。食品関連未利用バイオマスのほとんどは農業及び食品産業、特にテンサイの栽培と加工に由来する。オランダ食品消費者製品安全庁(NVWA)は、これらの食品関連未利用バイオマスを再利用することが安全かどうか、また、細菌やウイルス等の病原体がこれらを介して食品に入る可能性があるかどうかについても確認したいと考えた。
 本調査は、製造業者が食品安全規則を遵守すれば、食品関連未利用バイオマスを安全に再利用できることを示している。製造業者は安全な製品を製造する法的義務がある。フードチェーンの始まり、つまり作物の栽培段階では、規則は少ない。この段階では、細菌やウイルス等の病原体が土壌、堆肥又は水を介して未利用バイオマスを汚染する可能性がある。これらの病原体は、最終的に食品に入る可能性がある。
 そのため、RIVMはNVWA及び他当局に対し、フードチェーンの最初の段階、特に食品関連未利用バイオマスが食品や飼料に使用される場合に検査を強化するよう勧告する。農業従事者及び製造業者に対しても、明確な規則が必要である。一部の企業は食品関連未利用バイオマスから新しい製品を製造しているが、必ずしもそのための規則を把握しているとは限らない。明確な情報と適切な監視がなければ、リスクが発生する可能性がある。また、食品関連未利用バイオマスを登録し、監視することも重要である。そうでなければ、リスクが隠れたままになる可能性があるからである。
 当該報告書(134ページ、オランダ語、発行年: 2025年)は以下のURLから閲覧可能。
https://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/2025-0105.pdf
(※訳注)本調査において、「reststromen」は、「主にヒトの消費を意図として生産された生物に由来する、植物ベースの又は動物由来のバイオマスであり、最終的には食品として消費されなかったもの」と定義される。これには、食品チェーンに由来するものの、製造、加工、流通、又は消費の過程で発生し、食品として利用されなかった、可食部及び非可食部の両方が含まれる。したがって「reststromen」には、傷んだ又は廃棄された食品(例:形が悪い野菜や廃棄されたパン)や、植物や動物の非可食部(例:藁、コーヒーかす、オレンジの皮、雄鶏、卵殻、骨、羽、ビートやジャガイモなどの作物の茎や葉)が含まれる。また、主にヒトの食品生産を目的とした動物やプロセス(牛、豚、鶏、食品加工産業から出るスラッジなど)に由来する糞尿やスラッジも、そのバイオマスが(潜在的に)有効活用できる場合には、本調査では「reststroom」と見なされる。
地域 欧州
国・地方 オランダ
情報源(公的機関) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
情報源(報道) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
URL https://www.rivm.nl/publicaties/voedselveiligheid-bij-hergebruik-van-reststromen-in-circulair-voedselsysteem