食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06620210149 |
| タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬の環境リスク評価の改善: 欧州連合(EU)規制の枠組みで使用するためにEU全域における暦日に応じた作物の生育のマッピング(欧州における選定作物のBBCH作物の生育段階、暦日、積算温度の関連性の確立)に関する外部委託機関による科学的報告書を公表 |
| 資料日付 | 2025年11月3日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は11月3日、農薬の環境リスク評価の改善: 欧州連合(EU)規制の枠組みで使用するためにEU全域における暦日に応じた作物の生育のマッピング(欧州における選定作物のBBCH作物の生育段階、暦日、積算温度の関連性の確立)に関する外部委託機関による科学的報告書(9月4日承認、PDF版158ページ、doi: https://doi.org/10.2903/sp.efsa.2025.EN-9637)を公表した。概要は以下のとおり。 EU規則1107/2009は、植物保護製剤中の有効成分にばく露される非標的生物に対する環境リスク評価(ERA)を義務付けている。農薬のERAを効果的に推進するには、EU全域における作物の生育段階(BBCH)、暦日及び地域の関係を考慮して評価することが重要である。従って、本研究はEU全域におけるBBCHを正確にマッピングすることで、非標的生物に対する農薬のリスク評価の推進を目的としている。これには、Crop Life Europe作物生育データベース(C2D2)、汎欧州生物季節学的データベース(PEP725)、フランス国立観測所ネットワーク(TEMPO)等のデータソースや文献からの広範なデータの収集及び整理が含まれ、120万件以上の生物季節学的(phenological)観測データを統合したデータベースが構築された。厳格なクリーニング処理により、これらの多様なデータセットに存在する不整合や重複が解消された。比較の結果、C2D2は欧州全域を広く空間的に網羅する一方、PEP725は中欧、TEMPOはフランスに集中していることが判明した。C2D2とTEMPOは様々な生育段階の観測データを提供したが、PEP725は播種、出芽及び収穫に焦点を当てていた。C2D2とPEP725は穀物とヒマワリではおおむね一致したが、収穫時期は時に大きく異なった。同様に、C2D2とTEMPOは、トウモロコシとヒマワリではわずかな差異が見られた。データギャップと空間的変動性に対処するため、本研究では播種時期と生物季節学的段階を予測するモデルを開発した。播種日は温度駆動型ルール(temperature-driven rule)を用いて予測し、灌漑等の管理手法が植栽に大きく影響する地域(南欧のトウモロコシ等)では中央値ルールにより補完された。生育段階の予測にはWOFOST作物システムモデルの生物季節学的サブモデルを用い、温度、明期、春化(vernalization)を考慮した。WOFOSTの較正は、春作物に比べて冬作物の方がより良好な結果を示した。結論として、本プロジェクトは包括的な生物季節学的なデータベースと堅牢なモデリングの枠組みの構築に成功した。これにより、作物の発育に関する貴重で正確な時間的、空間的な情報が提供され、EU規制下における農薬の環境リスク評価が大幅に改善される。今後の取り組みでは、モデルの較正のさらなる改善と外挿の必要性の低減のため、作物グループの集約化に焦点を当てることが可能である。 (※補足)外部委託機関: Stichting Wageningen Research, Wageningen Environmental Research |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| 情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| URL | https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-9637 |