食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06600070149 |
| タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えTrichoderma reesei AR-201株由来食品用酵素テルモミコリンの安全性評価に関する科学的意見書を公表 |
| 資料日付 | 2025年10月8日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は10月8日、遺伝子組換えTrichoderma reesei AR-201株由来食品用酵素テルモミコリン(thermomycolin)の安全性評価に関する科学的意見書を公表した(9月11日採択、PDF版16ページ、DOI: https://doi.org/10.2903/j.efsa.2025.9663)。概要は以下のとおり。 当該食品用酵素テルモミコリン(EC 3.4.21.65)は、遺伝子組換えTrichoderma reesei AR-201株を用いて、AB Enzymes GmbH.により生産される。 当該遺伝子組換えの結果は安全性上の懸念を提起しない。 当該食品用酵素は、当該産生生物の生細胞及びそのDNAを含有しないと判断された。 当該食品用酵素は、以下の7種の食品製造工程にて使用されることが意図されている。 ・ 加工乳タンパク質製造用の乳製品加工工程 ・ 加工肉製品及び加工魚製品製造用の肉製品・魚製品の加工工程 ・ タンパク加水分解物製造用の肉製品・魚製品の加工工程 ・ 焼成製品製造用の穀類(cereal)・その他の穀粒(grain)の加工工程 ・ 焼成製品以外の穀類由来製品製造用の穀類・その他の穀粒の加工工程 ・ タンパク加水分解物製造用の植物由来製品・真菌由来製品の加工工程 ・ 酵母及び酵母製品の加工工程 欧州集団における食事性ばく露は、1日あたり最大0.461 mg総有機固形物(TOS)/kg体重と推定された。 遺伝毒性試験において安全性上の懸念は示されない。全身毒性は、ラットを用いた90日間反復経口投与毒性試験により評価された。EFSAの食品用酵素に関するパネル(FEZパネル)は、試験された最高用量である1,000mg TOS/kg体重/日を無毒性量と特定し、これを推定食事性ばく露量と比較した結果、ばく露マージンは少なくとも2,169と算出された。 当該食品用酵素テルモミコリンのアミノ酸配列と既知アレルゲンとの相同性を検索したところ、以下の食物アレルゲンとの一致が1件、呼吸器系アレルゲンとの一致が19件、接触性アレルゲンとの一致が3件検出された。 1. 食物アレルゲン ・ Bac s 1: Bacillus subtilis由来ナットウキナーゼ(配列同一性53.7 %) 2. 呼吸器系アレルゲン ・ Penicillium chrysogenum及びP. citrinum由来のアルカリセリンプロテアーゼ(Pen ch 13等のグループ13アレルゲン、配列同一性63.8%~71.3%) ・ Aspergillus versicolor、A. flavus、A. oryzae、A. fumigatus由来のアルカリセリンプロテアーゼ(Asp v 13等のグループ13アレルゲン、配列同一性53.8%~58.0%) ・ Bacillus属菌由来サブチリシン(配列相同性46.9%~48.8%) ・ Rhodotorula mucilaginosa、Fusarium proliferatum、Cladosporium属菌、Alternaria alternata、Penicillium属菌、Aspergillus属菌由来のサブチリシン様セリンプロテアーゼ(配列相同性55.5%~60.0%) 3. 接触性アレルゲン ・ Trichophyton属菌由来サブチリシン様セリンプロテアーゼ(Trichophyton rubrum由来Tri r 2及び他2件、配列相同性66.2%) FEZパネルは、食事性ばく露によるアレルギー反応誘発のリスクは排除されないと見なす。 提供されたデータに基づき、FEZパネルは、当該食品用酵素は意図された使用条件下において、安全性上の懸念を提起しないと結論する。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| 情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9663 |