食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06590130108
タイトル 米国環境保護庁(EPA)、ミツバチ保護のための新たなツールを提供し、安全で豊かな食料供給を確保すると公表
資料日付 2025年9月25日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国環境保護庁(EPA)は9月25日、ミツバチ保護のための新たなツールを提供し、安全で豊かな食料供給を確保すると公表した。概要は以下のとおり
 EPAは、ミツバチの巣におけるミツバチヘギイタダニ(Varroa mite(Varroa destructor))防除のために、新規農薬有効成分Vadescanaを含有する原体製品1種類と最終用途製品2種類の登録を最終決定したと公表した。EPAは、ミツバチヘギイタダニを対象とした農薬散布を優先的に実施することで、養蜂家に対し、蜂群崩壊(colony collapse)の一因となるこの害虫を駆除するための様々なツールを提供している。EPAは、農業関係者が安全で豊かな食料供給を確保するために必要なツールを提供する革新的製品の開発を支援することに尽力している。EPAは、ミツバチヘギイタダニ防除のためのVadescana及びその他の製品に関する詳細情報を掲載したウェブページ(※1)を設けている。
 ミツバチは我が国の食料供給に不可欠であり、我々が摂取する食物の約3分の1の受粉を担っている。ミツバチヘギイタダニはミツバチに寄生して栄養を吸収し、多くのミツバチウイルスを媒介する寄生虫である。当該ダニ、ウイルス共にミツバチの寿命を縮める。ミツバチヘギイタダニに寄生され、処置せずに放置すれば、ミツバチのコロニーは死に至る可能性が高い。ミツバチヘギイタダニは、米国全土のミツバチのコロニーにとって、ミツバチの受粉作用に依存して作物を生産する農家にとって、そして最終的には米国内の食糧安全保障にとって脅威となる。
 Vadescanaは、RNA干渉(二本鎖リボ核酸(dsRNA)を使用)と呼ばれるメカニズムによって作用し、ミツバチヘギイタダニの生存に必要な特定の遺伝子の発現を阻害する。上記のEPAのウェブページでは、この作用機序が一部のワクチンで使用されているmRNA技術とどのように異なるかについて、より詳しい情報が提供されている。
 Vadescanaの効果はミツバチヘギイタダニに対して極めて特異的である。ヒトや他の非標的生物(ミツバチ、絶滅危惧種及び絶滅の恐れのある種を含む)には影響しない。これらの製品は、ミツバチヘギイタダニを防除する手段を提供し、ミツバチヘギイタダニ防除用農薬への耐性対策にも助力し得る。EPAは2025年5月にVadescanaの登録を提案し、その提案について意見公募を行った。また、EPAはVadescanaがヒトの健康にリスクをもたらさないとの判断に基づき、Vadescanaの残留物に対して恒久的な残留基準値免除を設定することとした。
 これらの製品の登録決定及び意見に対するEPAの回答の詳細情報は、以下のURLから、docket番号「EPA-HQ-OPP-2023-0558」を検索して入手可能。
https://www.regulations.gov/
※1:「ミツバチの巣におけるミツバチヘギイタダニ防除のための使用を承認したEPA登録農薬製品」と題するウェブページは、以下のURLから閲覧可能。
https://www.epa.gov/pollinator-protection/epa-registered-pesticide-products-approved-use-against-varroa-mites-bee-hives
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/環境保護庁(EPA)
情報源(報道) 米国環境保護庁(EPA)
URL https://www.epa.gov/pesticides/epa-provides-new-tool-protect-honey-bees-ensuring-safe-and-abundant-food-supply