食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06580340294
タイトル 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及びリスク評価報告書(2025/7/2~8/25)を公表(鳥インフルエンザA(H5)ウイルス)
資料日付 2025年8月25日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は9月、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及びリスク評価報告書(2025/7/2~8/25)を公表した(6ページ)。鳥インフルエンザA(H5)ウイルスに関する概要は以下のとおり。
・現在の状況
 2025年7月1日の前回のリスク評価以降、A(H5N1)ウイルス感染による検査確定ヒト症例4例がカンボジアで検出され、WHOに報告された。また、2025年7月1日付の前回のリスク評価に含まれていた、インドで検出されたインフルエンザA(H5N1)ウイルス感染によるヒト症例1例について、WHOへ報告があった。
・A(H5N1)、カンボジア
 症例の概要は以下のとおり。
年齢及び性別、州、発症日、転帰の順に記載
1. 5歳・男性、Kampot、2025年6月24日、死亡
2. 6歳・男性、Tbong Khmum、2025年7月15日、回復
3. 26歳・男性、Siem Reap、2025年7月18日、入院中
4. 6歳・女性、Takeo、2025年7月27日、回復
 上記のすべての症例は、病気又は死んだ裏庭家きん(backyard poultry)へのばく露があった。公衆衛生部門及び動物衛生部門の緊急対応チームが、当該感染事例を調査し対応するために配備されている。
 カンボジアでは2025年に15例のA(H5N1)ウイルスによるヒト感染例が確認されており、うち7例が死亡している。2025年のこれらの症例はすべて、飼育鳥類又はその環境へのばく露があった。いくつかの症例では、その飼育鳥類が病気や死んでいたことが報告されている。インフルエンザA(H5N1)ウイルスは、ヒト症例が検出された地域を含め、2025年もカンボジアの飼育鳥類から検出され続けている。情報が入手可能なものについては、ヒト症例から得られたウイルスの遺伝子配列データは、最近の現地の動物のウイルスから得られた配列と高い一致率を示し、クレード2.3.2.1eのウイルスと同定されている。最近のヒト症例に関するこれまでの入手情報からは、A(H5N1)ウイルスのヒトからヒトへの伝播を示すものはない。
 国際獣疫事務局(WOAH)への報告によると、アフリカ、アメリカ大陸、アジア及び欧州の野鳥及び飼育鳥類において、様々なインフルエンザA(H5)亜型のウイルスが継続的に検出されている。また、海生哺乳類や陸生哺乳類を含め、ヒト以外の哺乳類の感染も報告されている。高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)A(H5)ウイルスに罹患した鳥類及び哺乳類種のリストは国際連合食糧農業機関(FAO)が保持している。
・リスク評価
(1)鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルス感染による更なるヒト症例の現在の世界的な公衆衛生上のリスクは?
 現在までのヒト症例のほとんどは、例えば感染した家きん又は生きた家きん市場等の汚染された環境、また時には感染した哺乳類や汚染された環境との接触を通じてA(H5)ウイルスにばく露された人々の感染である。ヒトが接触する動物や関連環境中で当該ウイルスが検出され続けている限り、このようなばく露に関連する更なるヒト症例の発生が予想されるが、それは稀である。更なる症例が検出されたとしても、公衆衛生上の影響はごく小さい。新たなヒト症例の現在の全体的な世界的公衆衛生リスクは低い(low)。
(2)上述の事例に関連する鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスがヒトからヒトへ持続的に伝播する可能性は?
 最近報告された鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスのヒト感染に関連した持続的なヒトからヒトへの伝播は確認されていない。2007年以降、A(H5N1)ウイルスのヒトからヒトへの伝播は報告されていないが、調査においてはギャップが存在する可能性がある。2007年以前では、医療従事者が関係したものも含む、ヒトにおける小規模なA(H5)ウイルス感染クラスターが報告され、これらにおいては限定的なヒトからヒトへの伝播は否定できなかったが、持続的なヒトからヒトへの伝播は報告されていない。
 現在のエビデンスでは、これらの事例に関連するインフルエンザA(H5N1)ウイルスはヒト間での効率的な伝播能力を獲得していないことが示唆されているため、今のところ、持続的なヒトからヒトへの伝播の可能性は低いと見られる。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL https://www.who.int/publications/m/item/influenza-at-the-human-animal-interface-summary-and-assessment--25-august-2025