食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06580170476
タイトル オーストラリア農業・動物用医薬品局(APVMA)、農薬規制ニュースレター2025年9月号を公表
資料日付 2025年9月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オーストラリア農業・動物用医薬品局(APVMA)は9月4日、農薬規制ニュースレター2025年9月号を公表した。概要は以下のとおり。
1. 農薬ディレクターの最新情報: Gary Dorr博士とGaye Weller氏
2. 新規製品登録(1件)
3. APVMAパフォーマンス最新情報
4. 業界向けの有益な情報
4.1. Heidi Mitchell博士とCameron Dalgleishs氏: 農薬・事前評価・品質担当の新任ディレクター
4.2. 賦課金の所定の支払期日
4.3.「極めて類似する」項目6及び7の申請に関する申請要件の更新
4.4. 再分類された申請料の遅延支払い
4.5. APVMA承認表示におけるタンク混合と適合性に関する記載
4.6. 農薬の有効性及び作物の安全性に関する新しい概要指導テンプレート
4.7. マイナー使用(minor use)に関する改訂ガイドラインを公表
 APVMAは、マイナー使用を判断するための改訂ガイドラインを公表した。新しいガイドラインは8月5日に発効した。その実施には、移行マップに概説されているとおり、12か月の段階的導入期間が伴う。
4.8. ジメトエート(dimethoate)製品の一時停止案
 APVMAは8月5日、ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリーに使用するジメトエート含有化学製品の製品登録及び表示の承認の一時停止を提案した。
 APVMAは、2017年に完了したジメトエートの最新の再検討以降、オーストラリア人のブルーベリー、ブラックベリー、ラズベリーの消費量が大幅に増加したことを示す、オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)が収集した新情報を得た。
 これらの最新の消費量に基づき、APVMAは、当該ベリー類への使用が承認されている全ての化学物質について、潜在的な食事性ばく露量を再評価した。その結果、承認された表示の指示に従ってジメトエートを使用する場合、残留ジメトエートの可能性のあるレベルと最大許容ばく露レベルとの間に十分な安全マージンが確保されないことが判明した。検出された残留物のレベルがヒトの健康に重大なリスクをもたらす可能性は低いが、APVMAは予防措置として一時停止を提案している。
 APVMAは、ジメトエートの他の承認された用途はすべて安全であると引き続き確信している。さらに、ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリーに使用される他の化学物質については、現段階では規制措置を必要としない。
 ジメトエートの登録管理者及び他の関係するステークホルダーは、製品の一時停止をすべきでない理由を示す情報を提供するのに20日間あった。また、一般の人々からも当該一時停止案に関する意見を募集した。意見募集は9月2日に締め切られた。APVMAは、最終決定を下す前に全ての提出物を検討する。
 ジメトエートを含有する登録化学製品は、承認された表示の指示に従って、検討期間中に引き続き使用することができる。
4.9. フェニトロチオン(fenitrothion)の再検討に関する最終規制決定(final regulatory decision)
 APVMAは8月15日、作業者の安全と動物・環境・貿易の保護の理由から、殺虫剤フェニトロチオンに対し、広範囲にわたる追加規制を設けるために、フェニトロチオンの再検討に関する最終規制決定を発表した。
 フェニトロチオンは、その有効成分、化学製品及び表示に関する化学物質レビューと公開協議の対象となっており、これらは2024年7月8日に終了した。
 APVMAの最終決定の結果、広大な農地(broad acre)、牧草地、園芸、穀物の保管場所や鶏舎の処理におけるほとんどの用途は、APVMAが環境面及び作業者の安全面のリスクを軽減する実行可能な方法がないと判断したため、もう認可されなくなる。
 作業者や環境、食品の安全性に対する差し迫ったリスクはない。
 サイロに搬入されるバルク貯蔵穀物へのフェニトロチオンの使用は、引き続き許可される。その他の状況に残っている限定的な使用については、追加の制限が導入される。
 12か月の段階的廃止期間の終了時に、フェニトロチオンは、厳しい管理下での非常に限られた状況でのみ使用可能となる。
 手持ち式の噴霧装置を伴う使用は許可されない。
 APVMAは、ヒトの健康と環境の保護のため、安全マージンに対して常に保守的な(conservative)アプローチを採用している。新しい使用説明書と追加的規制により、フェニトロチオンの安全マージンが強化されるとともに、これらの安全マージンを損なうような方法で使用される製品に対する許可が撤廃される。
 作業者の安全についての優先的な考慮に加えて、APVMAによる最終決定は、用途の大半に関連する環境への潜在的な悪影響のエビデンスによって決定された。環境リスクは主に鳥類に関連していたが、散布ドリフトの結果として、小型哺乳類や感受性の高い水生生物種にも関連していた。
 フェニトロチオンは、大発生したバッタやイナゴの防除を含め、牧草地や農作物の様々な害虫の防除に使用されてきた殺虫剤である。また、鶏舎におけるlitter beetle(※訳注: 学名 Alphitobius diaperinus(Panzer)、ガイマイゴミムシダマシ)の防除にも使用され、穀物貯蔵施設の建物の処理や、貯蔵中の穀物の長期保護のための穀物保護剤としても使用されてきた。これから中止又は制限されるほとんどの農業用途については、代替手段が利用可能である。
 承認されている又は承認されていないフェニトロチオンの用途に関する概要は、APVMAのウェブサイトで入手可能である。また、フェニトロチオンの最終レビュー技術報告書にも、その基礎となるリスク評価の概要が掲載されている。
 当該用途に関する要約(6ページ)は以下のURLから閲覧可能。
https://www.apvma.gov.au/sites/default/files/2025-08/Fenitrothion%20uses%20%E2%80%93%20summary%20of%20assessment%20outcomes%20in%20final%20regulatory%20decision.pdf
 当該最終レビュー技術報告書(140ページ)は以下のURLから閲覧可能。
https://www.apvma.gov.au/sites/default/files/2025-08/Fenitrothion%20Final%20Review%20Technical%20Report.pdf
4.10. APVMA、規制評価を支援する外部科学審査官を募集
地域 大洋州
国・地方 豪州
情報源(公的機関) オーストラリア農薬・動物用医薬品局(APVMA)
情報源(報道) オーストラリア農薬・動物用医薬品局(APVMA)
URL https://www.apvma.gov.au/news-and-publications/newsletters/pesticides-regulatory-newsletter-september-2025