食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06570550314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、食品サプリメントを介してビタミンDを数日又は数週間おきに高用量摂取した場合、健康上のリスクがあるとの見解を公表
資料日付 2025年9月3日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は9月3日、食品サプリメントを介してビタミンDを数日又は数週間おきに高用量摂取した場合、健康上のリスクがあるとの見解を公表した。
 高用量のビタミンDとK2を含む配合製剤の効果はほとんど研究されていない。
・ビタミンDを含む食品サプリメントは、様々な投与量で市販されている。数日から数週間の間隔で、非常に高用量のビタミンDを単回摂取する(ボーラス投与)製剤も販売されている。一部の製剤には、ビタミンK2も含まれている。
・ビタミンDを高用量(例:20日ごとに500 μg)でボーラス投与すると、特にすでにビタミンDを十分に摂取している人において健康上のリスクをもたらす血中のビタミンD濃度に達するとの研究結果がでている。
・非常に高用量のビタミンDをボーラス投与すると、転倒や骨折等のリスクが高まる可能性があることが調査で示されている。他の研究では(一部はより低用量)、健康への悪影響は認められなかったものの、健康への有益性も認められなかった。
・BfRの見解では、一定の間隔でボーラス投与する食品サプリメントは、摂取ミスのリスクが高まることが問題である。例えば、20日、10日或いは7日ごとの摂取を、誤って毎日摂取してしまう等、意図したよりも頻繁に摂取してしまう可能性がある。これにより、健康被害のリスクが高まる。
・BfRは、必要に応じて、より低用量の製剤を毎日摂取することを推奨している。BfRは、食品サプリメントの最大摂取量として、1日あたり20 μg以下のビタミンDを推奨している。これは、他のビタミンD源を考慮しても、長期的に健康上のリスクが予想されないからである。ビタミンD及びビタミンKを含むボーラス投与は、医師の指示と監督の下でのみ摂取するようにする。
・本見解は、食品サプリメントを介した高用量のビタミンDボーラス投与について評価したものである。特定の疾患、疾患の予防、又は欠乏症に対して医師が処方できる、様々な投与量及び様々な使用法を持つビタミンDを含む医薬品は、本見解の対象外である。
・食品サプリメントは、法的には食品とみなされる。医薬品とは異なり、食品サプリメントは公的な承認手続きを経ない。
 (以下略)
1. 評価の対象
2. 結果
3. 根拠
4. 参考資料
 本見解は、以下のURLから入手可能。
https://www.openagrar.de/servlets/MCRFileNodeServlet/openagrar_derivate_00067608/einnahme-hoher-einzeldosen-vitamin-d-ueber-nahrungsergaenzungsmittel-im-abstand-von-tagen-oder-wochen-birgt-gesundheitliche-risiken.pdf
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL https://www.bfr.bund.de/stellungnahme/einnahme-hoher-einzeldosen-vitamin-d-ueber-nahrungsergaenzungsmittel-im-abstand-von-tagen-oder-wochen-birgt-gesundheitliche-risiken/