食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06551350208
タイトル オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)、食品基準ニュース240号を公表
資料日付 2025年7月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)は7月、食品基準ニュース240号を公表した。概要は以下のとおり。
1. FSANZ委員会、遺伝子組換え(GM)食品の定義更新を承認
 オーストラリア及びニュージーランドの食品閣僚は現在、FSANZ委員会の承認を受けて、オーストラリア・ニュージーランド食品基準コードにおける遺伝子組換え(GM)食品の定義を最新化する提案を検討している。
 この変更により、時代にそぐわなくなっているプロセスベースのGM食品に対する定義は、より明確でアウトカムベースの定義に置き換えられることになる。
 更新された定義は、「提案P1055 -遺伝子工学及び新育種技術の定義」を通じて策定され、オーストラリア・ニュージーランド食品基準コードを、最新の科学とカナダ、日本、英国などの経済国で使用されている国際的な規制アプローチと一致させる。
 遺伝子編集などの新育種技術を用いて生産された食品は、遺伝子改変の結果として新奇DNAが導入されない場合、GMとはみなされない。この種の改変は、従来の育種によって導入されたものと同等であると科学的に理解されており、場合によっては自然に発生することもあり、食品の安全性に影響を与えない。
 GM表示義務の要件に変更はない。更新されたGM食品の定義を満たす食品は、引き続きFSANZの承認が必要であり、オーストラリア・ニュージーランド食品基準コードに従って表示されなければならない。
 更新された定義の目的は以下のとおり:
・消費者、産業界、規制当局に対し、より明確で予測可能な規則を提供する。
・強力な食品安全保護を維持する。
・規制を重要なところ、つまり有意に異なる食品に集中させる。
・イノベーションと国際的な調和をサポートする。
 本提案は、2回の公開協議による情報提供を受け、提出物すべてを検討したものであり、それらは食品の生産、表示、規制方法に対する国民の強い関心を反映していた。FSANZの評価は、科学的エビデンス、独立した専門家の助言、国際的なアプローチ、そして費用対効果分析に基づいていた。
 閣僚らは60日以内にFSANZの決定を検討する。
 当該提案に関する詳細は以下のURLから閲覧可能。
https://www.foodstandards.gov.au/food-standards-code/proposals/p1055-definitions-for-gene-technology-and-new-breeding-techniques
2. FSANZ、食中毒の年間コストの推定値を更新
3. 第100回国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA): 世界的な食品基準の形成
4. FSANZ委員会、トランス・タスマン食品パートナーシップを強化
5. 公開協議(2件)
・申請A1288-加工助剤としてのAnoxybacillus caldiproteolyticus Rokko由来のサーモリシン(thermolysin)
・申請A1324-乳児用調製乳製品の栄養素としての3-フコシルラクトース
6. 最新の食品リコール(7件、詳細省略)
地域 大洋州
国・地方 豪州
情報源(公的機関) 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ)
情報源(報道) 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ)
URL https://mailchi.mp/foodstandards.gov.au/food-standards-news-2025-july?e=[UNIQID]