食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06550480149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、使用済みPETの食品接触材料へのリサイクルに用いられるStarlinger recoSTAR PET iV+工程の安全性評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2025年7月28日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は7月28日、使用済みPETの食品接触材料へのリサイクルに用いられるStarlinger recoSTAR PET iV+工程の安全性評価に関する科学的意見書(6月30日採択、PDF版12ページ、 https://doi.org/10.2903/j.efsa.2025.9574)を公表した。概要は以下のとおり。 EFSAの食品接触材料に関するパネル(FCMパネル)は、リサイクル工程「Starlinger recoSTAR PET iV+」(欧州連合(EU)登録番号RECYC333)の安全性を評価した。原料は、主に回収された使用済みPET容器に由来する熱水洗浄・乾燥済みのポリエチレンテレフタレート(PET)の薄片(flakes)で、非食品用途のPETは5%以下である。薄片は乾燥・結晶化(ステップ2)、エクストルーダーで溶融・結晶化(ステップ3)、高温・真空下で、固相重縮合(SSP)反応器で処理される(ステップ4)。提供された負荷試験を評価した結果、FCMパネルは、工程の除染効率を決定する上で3つのステップ全て(※訳注: ステップ2~4)が重要であり、そのうちSSPが除染において最も関連性が高いと結論した。効率を制御するための動作パラメータは、圧力、温度、滞留時間、及びガス流量である。このリサイクル工程は、食品中の潜在的な未知の汚染物質の移行量が、汚染物質のモル質量に応じて保守的(conservatively)にモデル化された移行量である0.0481又は0.0962 μg/kg食品未満であることを保証している。従って、FCMパネルは、本工程から得られるリサイクルPETが、全ての種類の食品(飲料水を含む)と接触する材料及び製品の製造に、加熱充填の有無を問わず、室温以下での長期保存のために、100%使用する場合、安全性上の懸念はないと結論した。このリサイクルPETから製造された製品は、電子レンジや従来のオーブンでの使用を意図しておらず、このような用途は本評価の対象外である。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9574 |