食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06550390149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、イチゴ、ピーマン、トマト、ナス中のフェナザキン(fenazaquin)に対する現行の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書を公表 |
資料日付 | 2025年7月30日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は7月30日、イチゴ、ピーマン、トマト、ナス中のフェナザキン(fenazaquin)に対する現行の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書(7月11日承認、PDF版31ページ、 https://doi.org/10.2903/j.efsa.2025.9604)を公表した。概要は以下のとおり。 欧州議会及び理事会規則(EC)No 396/2005の第6条に準拠して、申請者であるGowan Crop Protection Limitedは、イタリアの管轄当局に対し、イチゴ、ピーマン、トマト、ナスにおける有効成分フェナザキンに対する現行のMRLを改正する申請書を提出した。本申請を支援する提出データは、申請された商品に関するMRLの提案を導き出すのに十分であると判断された。検討対象の商品におけるフェナザキンの残留物を検査するためにバリデーションがとれた定量限界(LOQ)0.01 mg/kgで適切な分析方法が利用可能である。リスク評価の結果に基づき、EFSAは、報告された農業慣行に従ってフェナザキンを使用した場合、フェナザキン及びその毒性学的に関連する植物代謝物である2-(4-tert-butylphenyl) ethanol (TBPE)の残留物の短期的及び長期的な摂取が、消費者の健康にリスクを及ぼす可能性は低いと結論した。消費者リスク評価は、現行のMRLのレビューで特定されたデータギャップの評価が保留中であり、また、欧州連合(EU)法でEU MRLとして実施されている現行のコーデックス(Codex)最大残留基準値(CXL)に関連するTBPEの残留濃度に関する情報が限られているため、不確実性の影響を受けるものであり、指標的(indicative)とみなされる。 EFSAによるMRL改正案は以下のとおり。品目、既存のEU MRL(mg/kg)、EU MRL改正案(mg/kg)。 イチゴ、0.4、0.3 トマト、0.05(※補足1)、0.2 ピーマン/パプリカ、0.01(※補足2)、0.4 ナス、0.01(※補足2)、0.2 (※補足1) 評価されたインポートトレランス適正農業規範(GAP)に準拠した野外試験の数が十分でなかったため、MRLレビューで暫定的に導き出されたMRL。 (※補足2) LOQで設定されているMRL。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9604 |