食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06550310374
タイトル ペルー保健省(MINSA)、キナの薬効に関して情報を提供
資料日付 2025年7月29日
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分類2 -
概要(記事)  ペルー保健省(MINSA)は7月29日、キナの薬効に関する情報提供を行った。概要は以下のとおり。
 キナ(quina)は、高さ15 mを超えることもあるアンデス山脈の広葉樹である。1629年から1639年までペルー総督を務めたLuis Jeronimo de Cabreraの妻、Chinchon伯爵夫人が患っていたマラリアの治療に役立ったことから、Cinchona(キナノキ属)と名付けられた。
 国立衛生研究所(INS)の生物学者Jorge Cabreraは、キナの樹皮には様々な天然のアルカロイドが含まれており、中でもキニーネは薬理作用をもち、何世紀にもわたってマラリアの主な治療薬であったと話す。
 そのうえ、キナには解熱・鎮痛作用、胃液の分泌促進、食欲増進作用がある。また、軽度の抗菌・抗真菌作用もある。
 この専門家は、キナは苦みのある茶としても飲用可能であると言う。乾燥したキナの樹皮を水で10~15分煮沸する。また、水で希釈して滴下薬として使用したり、直接摂取されたりする。カプセル剤や錠剤、さらにはトニックウォーター(炭酸飲料)にも、キナが使用されていることが確認できる。
 最後に、この専門家は、キナの木は、国章に我が国の植物の多様性を表すシンボルとして描かれているものの、絶滅の危機に瀕し、脆弱な樹木である点を認識することが重要である。そのため、その保護に向けた支援を行い、その薬効を共有することで、その存在の重要性を知るべきであると指摘した。
地域 中南米
国・地方 ペルー
情報源(公的機関) ペルー保健省(MINSA)
情報源(報道) ペルー保健省(MINSA)
URL https://www.gob.pe/institucion/minsa/noticias/1217457-minsa-conoce-los-beneficios-medicinales-de-la-quina