食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06540490149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、比較トキシコゲノミクスデータベースにおける精選されたオミクス(OMICS)データからの化学物質のグループ化の推定に関する外部委託機関による科学的報告書を公表 |
資料日付 | 2025年6月30日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は6月30日、比較トキシコゲノミクスデータベースにおける精選されたオミクス(OMICS)データからの化学物質のグループ化の推定に関する外部委託機関(※訳注1)による科学的報告書(3月13日承認、PDF版60ページ、 https://doi.org/10.2903/sp.efsa.2025.EN-9335)を公表した。概要は以下のとおり。 比較トキシコゲノミクスデータベース(CTD)から取得した精選されたオミクスデータを用いて、共通の分子応答に基づいて化学物質をグループ化する新たな手法が開発された。本アプローチは、多様なカテゴリーにわたる化学物質のクラスターを特定し、ヒトの健康及び環境に対する潜在的な影響の全体的な視点を提供することを可能にする。当初は農薬に焦点を当てた本手法は、EFSAの累積評価グループ(CAG)と明らかな重なりを示し、クラスタリング戦略の有効性を検証した。さらに、EFSAのCAGに現在分類されていないが、EFSAのPARAMカタログ(※訳注2)に記載されている農薬が特定され、CTDのデータ包含の遡及的性質とタイムラグによる潜在的なギャップが浮き彫りになった。分析は医薬品、並びに可塑剤(plasticizers)、パーフルオロ及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)等のその他の注目すべき化学物質にも拡大され、多様な化学物質によるばく露の複雑な相互作用が強調された。化学物質の影響の方向性を決定する上での課題が議論され、組織特異性や動物種特異性を優先するフィルタリング戦略が、より正確なグループ化のために推奨された。本知見は、化学物質のグループ化の方法論の改善の必要性を強調し、化学物質のグループ化及び生物学的影響の予測向上のためにde novoデータの収集や機械学習技術の利用を含む今後の研究の方向性を示唆している。 (※訳注1)外部委託機関: Department of Computational Biology, Helmholtz-Centre for Environmental Research - UFZ (※訳注2)PARAMカタログには、分析対象となる可能性のある分析対象物質(すなわち分析対象パラメータ)が収録されている。本カタログには、化学物質、汚染物質、農薬、動物用医薬品、添加物、香料、微生物に関する情報が含まれている。 https://github.com/openefsa/efsa-catalogues |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-9335 |