食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06540090164 |
タイトル | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、「PFASへの経口ばく露を評価するための混合物リスク評価アプローチ」と題する報告書を公表 |
資料日付 | 2025年7月4日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は7月4日、「PFASへの経口ばく露を評価するための混合物リスク評価アプローチ」と題する報告書を公表した。概要は以下のとおり。 パーフルオロ及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)は、広範な化学物質群であり、これらの化学物質のいくつかは、食品や飲料水に同時に存在する。世界保健機関(WHO)は、食品及び飲料水中のPFAS混合物に対するリスク評価に取り組んでいる。そのために、RIVMは、これらの混合物が健康に有害となるリスクを評価する様々な方法について概要を作成した。 RIVMは科学情報の概要を作成し、討議した。この概要で、RIVMは特にPFASをグループに分類し、それらを同じ健康影響に基づいて分類する方法を提示している。また、混合物中の物質がどのように相互作用しうるか(相乗作用と拮抗作用)、あるいは相互作用しないか(反応加算(response addition)と用量加算)についても論じている。 RIVMは、PFASに用いるべき最良の方法について助言を求められたが、現時点ではその助言はできない。それは、どの健康影響がリスク評価に含める上で最も優先度が高いか、またどのPFASについて有害影響を評価するか等、WHOがまだ決定を下していない様々な要因によって決まる。これは、WHOの調査の次の段階で明らかになるであろう。 RIVMにはいくつかの優先事項がある。例えば科学文献によると、リスク評価のために、人々がばく露される様々な物質の量を加算することができる。科学専門用語では、これを用量加算という。これは、多くのPFASが体内で同じような挙動を示し、健康に同様の影響を及ぼすからである。 またRIVMは、一つのまとまりとして混合物のリスクを評価するのではなく、混合物中の個々の物質のリスクを評価する成分ベースのアプローチを選ぶ。PFASは様々な組み合わせで混合物中に存在するため、混合物の一つ一つを全体として評価することは困難である。 これらの優先事項は、WHOが食品及び飲料水中のPFAS混合物の適切な評価方法を作成するための指針となる。 当該報告書(86ページ、英語、発行年: 2025年)は以下のURLから閲覧可能。 https://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/2025-0078.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | オランダ |
情報源(公的機関) | オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM) |
情報源(報道) | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM) |
URL | https://www.rivm.nl/publicaties/mixture-risk-assessment-approaches-to-evaluate-oral-exposure-to-pfas |