食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06530190149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、酵素製剤における食品添加物ソルビタンモノステアレート(sorbitan monostearate)(E 491)の使用条件の改正案の安全性に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2025年6月25日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は6月25日、酵素製剤における食品添加物ソルビタンモノステアレート(sorbitan monostearate)(E 491)の使用条件の改正案の安全性に関する科学的意見書(5月21日採択、PDF版16ページ、https://doi.org/10.2903/j.efsa.2025.9487)を公表した。概要は以下のとおり。 欧州食品安全機関(EFSA)の食品添加物及び香料に関するパネル(FAFパネル)は、規制(EC)No 1333/2008の附属書IIIパート3に従い、食品用酵素アスパラギナーゼ(アクリルアミド低減酵母(acrylamide reducing yeast)又はARYとしても知られている)の製剤における食品添加物としての使用を意図した食品添加物ソルビタンモノステアレート(sorbitan monostearate)(E 491)の使用条件の改正案の安全性評価に関する科学的意見書を提供する。ソルビタンエステル類(E 491~495)は、EFSAの食品添加物及び食品に添加される栄養源に関するパネル(ANSパネル)により2017年に再評価された。ANSパネルは、ソルビタンエステル類(E 491~495)のグループ全体に適用されるグループ許容一日摂取量(ADI)を、ソルビタン10 mg/kg体重/日と設定した。本意見書において、FAFパネルは、ソルビタンエステル類(E 491~495)の現在の認可されている用途から生じるソルビタンの更新された食事摂取量推定値、及びソルビタンモノステアレート(E 491)の酵素製剤における使用条件の改正案から生じるソルビタンの更新された食事摂取量推定値を算出した。利用可能な最新の食事調査データを用いて食事性ばく露を更新した結果、一部の食事調査の精緻化された非ブランドロイヤルシナリオにおいて、幼児及び小児の95パーセンタイルの食事性ばく露がグループADI(ソルビタン10 mg /kg体重/日)を超過した。この結果は、ばく露計算において、食品添加物E 491の使用条件の改正案を考慮した場合でも、現在の許可されている用途のみを考慮した場合でも同様である。同様の結論は、食品サプリメントの消費者における食事性ばく露推定値にも適用される。この場合、小児の95パーセンタイルの食事性ばく露がADIを超過している。しかしながら、FAFパネルは、精緻化されたシナリオで採用された保守的な(conservative)仮定は、食事性ばく露を明らかに過大評価しており、従って、算出されたADIの超過は安全性上の懸念はないと結論した。FAFパネルは、食品用酵素ARYの製剤におけるソルビタンモノステアレート(E 491)の使用条件の改正案は、既に許可されている用途及び報告されたソルビタンエステル類(E 491~495)の使用量から生じる現在のソルビタンの食事性ばく露に、ほとんど影響を与えず、安全性上の懸念はないと結論した。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9487 |