食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06530160149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、非遺伝子組換えPenicillium rubens PGO 19-162株由来食品用酵素グルコースオキシダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2025年6月19日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は6月19日、非遺伝子組換えPenicillium rubens PGO 19-162株由来食品用酵素グルコースオキシダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(5月21日採択、PDF版14ページ、 https://doi.org/10.2903/j.efsa.2025.9494)。概要は以下のとおり。 当該食品用酵素グルコースオキシダーゼ(β-D-グルコース:酸素1-オキシドレダクターゼ; EC 1.1.3.4)は、非遺伝子組換えPenicillium rubens PGO 19-162株を用いて、Shin Nihon Chemical Co. Ltd.(新日本化学工業株式会社)により生産される。 当該食品用酵素は、当該産生生物の生細胞を含有しないと判断された。 当該食品用酵素は、以下の5種の食品製造工程にて使用されることが意図されている。 ・ 卵及び卵製品の加工工程 ・ 焼成製品製造用の穀類(cereal)・その他の穀粒(grain)の加工工程 ・ 焼成製品以外の穀類由来製品製造用の穀類・その他の穀粒の加工工程 ・ コーヒー抽出物製造用の植物由来製品・真菌類由来製品の加工工程 ・ 茶及びその他のハーブ煎じ液・フルーツ煎じ液製造用の植物由来製品・真菌由来製品の加工工程 欧州集団における食事性ばく露は、1日あたり最大0.062 mg総有機固形物(TOS)/kg体重と推定された。 遺伝毒性試験において安全性上の懸念は示されない。全身毒性は、ラットを用いた90日間反復経口投与毒性試験により評価された。EFSAの食品用酵素に関するパネル(FEZパネル)は、試験された最高用量である193 mg TOS/kg体重/日を無毒性量と特定し、これを推定食事性ばく露量と比較した結果、ばく露マージンは少なくとも3,133と算出された。 当該食品用酵素グルコースオキシダーゼのアミノ酸配列と既知アレルゲンとの相同性を検索したところ、以下の食物アレルゲンとの一致が1件、接触アレルゲンとの一致が1件検出された。 ・ Pru du 10: アーモンド(Prunus dulcis)由来マンデロニトリルリアーゼ(配列同一性35.5%) ・ Mala s 12: 酵母Malassezia sympodialis由来グルコース-メタノール-コリン酸化還元酵素(配列同一性45%) FEZパネルは、当該食品用酵素への食事性ばく露によるアレルギー反応誘発のリスクは排除されないと判断する。 提供されたデータに基づき、FEZパネルは、当該食品用酵素は意図された使用条件下において、安全性上の懸念を提起しないと結論する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9494 |