食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06530130149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えYarrowia lipolytica E4772株由来食品用酵素スクロース:スクロースフルクトシルトランスフェラーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2025年6月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月18日、遺伝子組換えYarrowia lipolytica E4772株由来食品用酵素スクロース:スクロースフルクトシルトランスフェラーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(5月21日採択、PDF版12ページ、https://doi.org/10.2903/j.efsa.2025.9490)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素スクロース:スクロースフルクトシルトランスフェラーゼ(スクロース:スクロース 1′‐β‐D‐フルクトシルトランスフェラーゼ; EC 2.4.1.99)は、遺伝子組換えYarrowia lipolytica E4772株を用いて、SEQENSにより生産される。
 当該産生菌株は、安全性適格推定(Qualified presumption of safety(QPS))アプローチの要件を満たしている。
 当該食品用酵素は、当該産生生物の生細胞は含有しないが、組換えDNAを含有している。
 当該食品用酵素は、以下の食品製造工程にて使用されることが意図されている。
 フルクト-オリゴ糖製造用の糖類加工工程
 欧州集団における当該食品用酵素 - 総有機固形物(TOS)への食事性ばく露は、1日あたり最大0.088 mg TOS/kg体重と推定された。
 当該産生菌株のQPSステータス、及び、当該食品用酵素製造工程から懸念は提起されない点を考慮し、EFSAの食品用酵素に関するパネル(FEZパネル)は、毒性学的試験は不要と判断した。
 当該食品用酵素スクロース:スクロースフルクトシルトランスフェラーゼのアミノ酸配列と既知アレルゲンとの相同性を検索したところ、一致は検出されなかった。FEZパネルは、当該食品用酵素への食事性ばく露によるアレルギー反応誘発のリスクは排除されないと見なすが、当該事象が発生する可能性は低いと判断する。
 提供されたデータに基づき、FEZパネルは、当該食品用酵素は意図された使用条件下において、安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9490