食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06520810105 |
タイトル | 米国食品医薬品庁(FDA)、米国民のためにパフォーマンスを最適化する、FDA全庁に及ぶAIツールを始動させたと公表 |
資料日付 | 2025年6月2日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国食品医薬品庁(FDA)は6月2日、米国民のためにパフォーマンスを最適化する、FDA全庁に及ぶAI(人工知能)ツールを導入したと公表した。概要は以下のとおり。 FDAは本日、生成AIツール「Elsa」を始動させた。これは、科学審査官から調査員まで、FDA職員の業務効率化を支援するために設計されたものである。この革新的なツールにより、FDAの機能が最新化され、AIの将来性を秘めた機能を活用して米国民へのサービス向上に貢献する。 「FDAの科学審査官とのパイロットプログラムが非常に成功したことを受け、私は6月30日までにAIをFDA全庁規模に拡張するという挑戦的なスケジュールを設定した」と、FDA長官のMartin A. Makary氏(M.D., M.P.H)は述べている。「本日のElsaの運用開始は、各センターの組織内専門家の協力のおかげで、予定より早く、予算内に収められている。」 高セキュリティのGovCloud(政府機関クラウド)環境内に構築されたElsaは、FDA職員が内部文書にアクセスするための安全なプラットフォームを提供すると同時に、全ての情報がFDA庁内に留まることを保証する。当該モデルは、規制対象の産業界から提出されたデータに基づいて学習することはなく、FDA職員が扱う機密性の高い研究及びデータは保護される。 「Elsaの公開により、今日はFDAにおけるAI時代の幕開けとなり、AIはもはや遠い約束ではなく、全職員のパフォーマンスとポテンシャルを高め、最適化するダイナミックな力となる」とFDAの最高AI責任者であるJeremy Walsh氏は述べている。「職員が当該ツールをどのように活用しているかを把握することで、開発チームは可能性を秘めた機能を増強し、職員とFDAのニーズに合わせて成長することが可能である。」 FDAは既にElsaを活用して、臨床プロトコル審査を迅速化し、科学的評価に必要な時間を短縮し、そして優先度の高い査察対象を特定している。 Elsaは、大規模言語モデルを搭載したAIツールであり、読解、記述、及び要約作成を支援するよう設計されている。有害事象を要約して安全性プロファイルの評価を支援し、ラベル比較を高速化し、また非臨床アプリケーション向けデータベース開発を支援するコードを生成できる。これらは、業務効率向上のために、どのようにElsaが本事業全体で活用されるかを示す、ほんの一例である。 Elsaの導入は、FDAのAIの旅、全行程における第一歩である。当該ツールが成熟するにつれて、FDAはデータ処理や生成AI機能等、様々なプロセスにおいてさらに多くのAIを統合し、FDAの使命をさらに支援していく計画を立てている。 効率性及び責任を最優先し、FDAはオールセンター・アプローチを採用して、予定より早くElsaを始動させた。FDA全庁のリーダーと技術者が協力し、AIを通じて業務を変革するFDAの能力が示された。 本件に関するFDA長官のスピーチの動画(1分40秒)は、以下のURLから視聴可能。 https://youtu.be/jp6TvncQYMU |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国/食品医薬品庁(FDA) |
情報源(報道) | 米国食品医薬品庁(FDA) |
URL | https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/fda-launches-agency-wide-ai-tool-optimize-performance-american-people |