食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06510130149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えBacillus amyloliquefaciens MAS株由来食品用酵素4-α-グルカノトランスフェラーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2025年5月19日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は5月19日、遺伝子組換えBacillus amyloliquefaciens MAS株由来食品用酵素4-α-グルカノトランスフェラーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(4月9日採択、PDF版16ページ、https://doi.org/10.2903/j.efsa.2025.9420)。概要は以下のとおり。 当該食品用酵素4-α-グルカノトランスフェラーゼ(1,4-α-D-グルカン: 1,4-α-D-グルカン4-α-D-グリコシルトランスフェラーゼ; EC2.4.1.25)は、遺伝子組換えBacillus amyloliquefaciens MAS株を用いて、Koninklijke Cooperatie Avebe U.A.により生産される。 当該産生菌株には、既知の薬剤耐性遺伝子のコピーが複数保持されている。しかしながら、当該食品用酵素に当該産生生物の生細胞及びそのDNAは含有されないことから、この点はリスクとは判断されない。 当該食品用酵素は、以下の食品製造工程にて使用されることが意図されている。 ・ 酵素処理デンプンの製造工程 欧州集団における当該食品用酵素 - 総有機固形物(TOS)への食事性ばく露は、1日あたり最大0.012 mg TOS/kg体重と推定された。 遺伝毒性試験において安全性上の懸念は示されない。全身毒性は、ラットを用いた90日間反復経口投与毒性試験により評価された。EFSAの食品用酵素に関するパネル(FEZパネル)は、試験された最高用量である1,000 mg TOS/kg体重/日を無毒性量と特定し、これを推定食事性ばく露量と比較した結果、ばく露マージンは少なくとも83,333と算出された。 当該食品用酵素4-α-グルカノトランスフェラーゼのアミノ酸配列と既知アレルゲンとの相同性を検索したところ、一致は検出されなかった。FEZパネルは、当該食品用酵素への食事性ばく露によるアレルギー反応誘発のリスクは排除されないと見なすが、当該事象が発生する可能性は低いと判断する。 提供されたデータに基づき、FEZパネルは、当該食品用酵素は意図された使用条件下において、安全性上の懸念を提起しないと結論する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9420 |