食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06500870149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、規則(EC)No 1924/2006の第13条(5)に基づく健康強調表示「オリーブオイルポリフェノールと正常なHDL-コレステロール濃度の維持」の評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2025年5月2日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2025年5月2日、規則(EC)No 1924/2006の第13条(5)に基づく健康強調表示「オリーブオイルポリフェノールと正常なHDL-コレステロール濃度の維持」の評価に関する科学的意見書(2025年3月24日採択、PDF版16ページ、 https://doi.org/10.2903/j.efsa.2025.9372)を公表した。概要は以下のとおり。
 イタリアの管轄当局を介して、規制(EC)No 1924/2006の第13条(5)に基づき、健康強調表示の認可のために提出されたBari Aldo Moro大学からの申請を受け、EFSAの栄養、新食品及び食物アレルゲンに関するパネル(NDAパネル)は、オリーブオイルポリフェノールと正常な血中高密度リポタンパク質コレステロール(HDL-c)濃度の維持に関する健康強調表示の科学的根拠に関する意見書の提出を求められた。同パネルは、食品成分であるオリーブオイルポリフェノールが十分に特性評価されていると判断した。血液中のHDL-c濃度の維持(低密度リポタンパク質コレステロール濃度の増加を伴わない)は、一般集団にとって有益な生理学的効果である。申請者は、オリーブオイルポリフェノールが血液中のHDL-c濃度に与える効果を調査した10件のヒトを対象にした介入研究の公開されたシステマティックレビューとメタアナリシス、及びそれらに含まれる個々の研究を提出した。当該エビデンスを評価する際に、同パネルは、成人男性を対象とした1件の介入研究で、オリーブオイルポリフェノールの3週間の毎日摂取後にHDL-cの用量依存的な増加が示されたものの、これらの結果はその他の研究で支持されておらず、その他の集団や設定で再現されていないことを考慮した。同パネルはまた、オリーブオイルポリフェノールの継続的な摂取(例えば8週間以上)による効果の持続性に関するエビデンスがなかったこと、及びオリーブオイルポリフェノールが主張される効果を発揮する妥当な(plausible)機序に関するエビデンスが提供されなかったことを考慮した。同パネルは、オリーブオイルポリフェノールの摂取と正常なHDL-c濃度の維持との間の因果関係を示すエビデンスが不十分であると結論した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9372