食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06500810105 |
タイトル | 米国食品医薬品庁(FDA)、「家畜豚におけるCD163のエクソン7の欠失」(PRRSV抵抗性豚)の承認を公表 |
資料日付 | 2025年4月30日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国食品医薬品庁(FDA)は4月30日、動物における遺伝性意図的ゲノム改変のページを更新し、FDA審査済み製品(承認)の情報として「家畜豚におけるCD163のエクソン7の欠失」(豚繁殖・呼吸障害症候群ウイルス(PRRSV)抵抗性豚)の関連文書を公表した。概要は以下のとおり。 FDAは動物における遺伝性意図的ゲノム改変のページ、FDA審査済み製品(承認)の情報に以下の3文書を掲載した。 家畜豚におけるCD163エクソン7の欠失 1. 情報公開概要(Freedom of Information Summary、FOI)? NADA 141-609 https://animaldrugsatfda.fda.gov/adafda/app/search/public/document/downloadFoi/16887 2. 重大な影響なしの判定(Finding of No Significant Impact、FONSI)? NADA 141-609 https://animaldrugsatfda.fda.gov/adafda/app/search/public/document/downloadFonsi/4962 3.環境評価(Environmental Assessment)? NADA 141-609 https://animaldrugsatfda.fda.gov/adafda/app/search/public/document/downloadEA/4982 以下は、「1. 情報公開概要(FOI)」より抜粋。 ・CD163遺伝子はCD163タンパク質をコードしており、このタンパク質のエクソン7にコードされる部分は、ウイルスの結合部位として利用されており、PRRSV感染において重要な役割を果たしている。ホモ接合型の豚では、エクソン7が欠失しているためCD163タンパク質の当該部分は発現されず、豚はPRRSVに対して抵抗性となる。CD163タンパク質の残りの部位は正常に発現している。 PRRSVは、母豚の生殖障害や子豚の呼吸器疾患を引き起こす。当該ウイルスは米国全土で確認されており、養豚業界に大きな経済的損失をもたらしている。 以下は、「2. 重大な影響なしの判定(FONSI)」より抜粋。 ・家畜ブタ(Sus scrofa domesticus)の二倍体、ヘテロ接合型及びホモ接合型のファウンダー動物及びその子孫における遺伝性の意図的なゲノム改変(CD163遺伝子のエクソン7の欠失)に関する申請(original application)の承認を支持する。当該欠失は、ホモ接合型動物におけるPRRSVに対する抵抗性を付与することを意図している。 ・獣医学センター(CVM)は、当該措置による潜在的な環境影響を検討した結果、当該措置はヒトの環境の質に重大な影響を与えないと結論した。したがって、環境影響評価書は作成されない。 ・ヒト用食品及び動物用飼料の安全性はCVMによって評価され、懸念は確認されなかった。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国/食品医薬品庁(FDA) |
情報源(報道) | 米国食品医薬品庁(FDA) |
URL | https://www.fda.gov/animal-veterinary/biotechnology-products-cvm-animals-and-animal-food/intentional-genomic-alterations-igas-animals |