食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06500340391
タイトル 英国健康安全局(HSE)、グレートブリテンにおける有効成分エマメクチン及びチアベンダゾールの最大残留基準値改正案を公表
資料日付 2025年5月7日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国健康安全局(HSE)は5月7日、グレートブリテンにおける活性物質エマメクチン及びチアベンダゾールの最大残留基準値改正案を公表した。概要は以下のとおり。
 エマメクチン(Emamectin)は、グレートブリテン(GB:イングランド、スコットランド及びウェールズ)において、承認された有効成分ではない。
 HSEは、レタス及び乳における現行の最大残留基準値(MRL)について、急性及び慢性の摂取による懸念を特定した。
 ヒトの健康への有害な影響を排除できないため、エマメクチン/レタスの組み合わせにおける特定のMRLである1 mg/kgを定量限界の0.01 mg/kgに引き下げることが提案されている。乳におけるMRLについては、0.01 mg/kgからコーデックス(Codex)MRL(CXL)である0.003 mg/kgに引き下げることが提案されている。
 HSEは、ハクサイなどのアブラナ科葉野菜(0.2 mg/kg)、ホウレンソウ(0.05 mg/kg)、茶(0.1 mg/kg)、食用内臓(0.1 mg/kg)についても、CXLの適用を提案している。
 チアベンダゾール(Thiabendazole)は、GBにおいて承認されている有効成分である。
 HSEは、鳥類の卵における現行のMRLについて、急性及び慢性の摂取による懸念を特定した。
 ヒトの健康への有害な影響を排除できないため、チアベンダゾール/鳥類の卵の組み合わせにおける特定のMRLである2 mg/kgをCXLの0.1 mg/kgに引き下げることが提案されている。
 さらに、国際貿易の要件を満たすため、マンゴー、サツマイモ、チコリ(witloof)/ベルギーエンダイブにおいても、新たなMRLの適用が提案されている。
 理由付き意見書案は、以下のURLから閲覧可能である。
https://www.hse.gov.uk/pesticides/mrls/gb-pubs-spreadsheet.htm?utm_source=govdelivery&utm_medium=email&utm_campaign=chemicals-guidance&utm_term=mrl-reasoned-opinion&utm_content=ppp-7-may-25
 提案されているエマメクチン及びチアベンダゾールの新たなMRLの適用及び公表は、2025年9月2日である。提案されている新たなMRLの発効は、適用及び公表日の6か月後の予定である。
 英国の国際貿易義務を果たすべく、これらの措置は世界貿易機関(WTO)に通知されている。
 合意された最終的なMRLに関する更新情報及び発効日は、このプロセスが完了し次第、HSEの電子公報サービスを通じて伝えられる。
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国健康安全局(HSE)
情報源(報道) 英国健康安全局(HSE)
URL https://content.govdelivery.com/accounts/UKHSE/bulletins/3dea1cf