食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06500300149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、2010年~2022年の間に撤回されたコーデックス最大残留基準値(CXL)のリストに関する技術的意見書を公表
資料日付 2025年5月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2025年5月12日、2010年~2022年の間に撤回されたコーデックス最大残留基準値(CXL)のリスト(inventory)に関する技術的意見書(2025年5月6日承認、PDF版13ページ、dio: https://doi.org/10.2903/sp.efsa.2025.EN-9454)を公表した。概要は以下のとおり。
1 背景及び委託条件
 コーデックス(Codex)残留農薬部会(CCPR)及びコーデックス委員会(CAC)の年次会議において、一定数のCXLが取り消された。一部は新たに提案されたCXLで置き換えられ、その他は置き換えられていない。
 欧州連合(EU)立法には、最大残留基準量(MRL)のレビューの機構(例: 承認の更新、規則(EC)No 396/2005の第12条に基づく定期的なレビュー、又は同規則の第43条に基づく特定の委任に基づくレビュー)が含まれているが、取り消されたCXLをフォローするためのEU独自の機構は存在しない。
 その他のMRL(例: EUでの新たな使用、取り消し後に採択された新たなCXL、又はインポートトレランス)で置き換えられていない場合、これらの取り消されたCXLに対応するEUのMRLは、そのまま維持される可能性がある。特定のMRLを維持する正当な理由がなく、元のCXLが撤回された場合、EUのMRLは定量下限値(LOQ)まで引き下げられるべきである。従って、個別的に審査が必要である。
 従って、2024年7月15日、欧州委員会は、規則(EC)No 178/2002の第31条と規則(EC)No 396/2005に基づき、EFSAに対して、2010年~2022年までの間にCXLが取り消された有効成分のリストを作成するよう要請した。この要請には、取り消されたCXL に対応するEUのMRLの見直しのための作業計画(タイムフレームを含む)を含む技術的報告書の作成も含まれている。
 特に、EFSAには以下のことが求められた。
(1) 2010年から2022年までの間にコーデックスレベルでCXLが撤回された全ての有効成分のリストを作成すること
(2) 本リストに基づき、対応するEU MRLの適切なフォローアップに関する科学的助言を策定するための作業計画を提案すること。その際、以下の点を考慮すること
・撤回以降におけるコーデックスレベルでの動向;
・EUレベルでの規制動向(EU又は第三国における適正農業規範に基づくインポートトレランスを含む);
・有効成分の承認更新の文脈又は規則(EC)No 396/2005の第12条に基づくレビューの可能性
(3) 作業計画は、対象とする有効成分をバッチに分割し、優先順位付けの基準及び評価のタイムフレームに関する詳細を定めるものとする。これは、実施すべき作業の範囲が明確になった段階で発行されるフォローアップの委任の根拠となる。
 委員会は既に、EUにおける継続的な評価に基づき過去に留保が導入されたCXLについて、EFSAに体系的なチェックを実施するよう委任している。本委任は、コーデックスにより取り消されたCXLについてチェックすることで、当該チェックを補完するものである。
 当該技術的報告書では、リストの構築方法と、取り消されたCXLに対応するEUのMRLの見直しに関する作業計画を説明している。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-9454