食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06500190149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、非遺伝子組換えAspergillus sp. AE-MB株由来食品用酵素ロイシンアミノペプチダーゼの安全性評価に改訂に関する科学的意見書を公表
資料日付 2025年5月14日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月14日、非遺伝子組換えAspergillus sp. AE-MB株由来食品用酵素ロイシンアミノペプチダーゼの安全性評価に改訂に関する科学的意見書を公表した(4月9日採択、PDF版11ページ、https://doi.org/10.2903/j.efsa.2025.9422)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素ロイシンアミノペプチダーゼ(EC 3.4.11.1)は、非遺伝子組換えAspergillus sp. AE-MB株を用いて、Amano Enzyme Inc.(天野エンザイム株式会社)により生産される。
 EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は前回の評価において、推定されるばく露マージンが全年齢層において不十分であるため、5種の食品製造工程で使用する場合、当該食品用酵素は安全であるとは見なされないと結論している。その後、申請者は、1種の食品製造工程における使用の撤回、3種の食品製造工程の新規追加、及び、用量の改定を要請した。本評価において、EFSAは以下の計7種の食品製造工程における使用に対し、当該食品用酵素の安全性評価を更新する。
 ・ 香料製剤製造用の乳製品加工工程
 ・ 加工乳タンパク質製造用の乳製品加工工程(新規追加)
 ・ タンパク加水分解物製造用の肉製品・魚製品の加工工程
 ・ 蒸留アルコール製造用の穀類(cereal)・その他の穀粒(grain)の加工工程(新規追加)
 ・ 茶・その他のハーブ茶・フルーツ茶製造用の植物由来製品・真菌類由来製品の加工工程(新規追加)
 ・ タンパク加水分解物製造用の植物由来製品・真菌由来製品の加工工程
 ・ 酵母及び酵母製品の加工工程
(加工食肉製品及び加工魚肉製品製造用の肉製品・魚製品の加工工程を撤回し、既存の全食品製造工程において用量を引き下げた)
 欧州集団における当該食品用酵素 - 総有機固形物(TOS)への食事性ばく露は、1日あたり最大0.367 mg TOS/kg体重と推定された。
 前回の科学的意見書にて報告した無毒性量(試験された最低用量である183 mg TOS/kg体重/日)と上記食事性ばく露を組み合わせると、改訂されるばく露マージンは少なくとも499と導出される。
 新たなデータを前回の評価に統合した結果、EFSAの食品用酵素に関するパネル(FEZパネル)は、当該食品用酵素は、改定された意図される使用条件下において、安全性上の懸念を提起しないと結論する。
 前回の評価は以下より入手可能(2024年1月11日公表)。
Https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.2903/j.efsa.2024.8506
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9422