食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06500140149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えBacillus licheniformis NZYM-RH株由来食品用酵素キモトリプシンの安全性評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2025年5月8日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は5月8日、遺伝子組換えBacillus licheniformis NZYM-RH株由来食品用酵素キモトリプシンの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(4月9日採択、PDF版16ページ、 https://doi.org/10.2903/j.efsa.2025.9421)。概要は以下のとおり。 当該食品用酵素キモトリプシン(EC 3.4.21.1)は、遺伝子組換えBacillus licheniformis NZYM-RH株を用いて、Novozymes A/Sにより生産される。 当該遺伝子組換えの結果は安全性上の懸念を提起しない。 当該産生菌株は、安全性適格推定(Qualified presumption of safety(QPS))アプローチの要件を満たしている。 当該食品用酵素は、当該産生生物の生細胞及びそのDNAを含有しないと判断された。 当該食品用酵素は、以下の6種の食品製造工程にて使用されることが意図されている。 ・ 香料製剤製造用の乳製品加工工程 ・ 加工乳タンパク質製造用の乳製品加工工程 ・ タンパク加水分解物製造用の肉製品・魚製品の加工工程 ・ 乳及び乳製品の植物由来代替品製造用の植物由来製品・真菌由来製品の加工工程 ・ タンパク加水分解物製造用の植物由来製品・真菌由来製品の加工工程 ・ 肉代替品製造用の植物由来製品・真菌類由来製品の加工工程 欧州集団における食事性ばく露は、1日あたり最大1.945 mg総有機固形物(TOS)/kg体重と推定された。 当該産生株のQPSステータス、及び、当該食品用酵素製造工程に起因する懸念は提起されないことから、提供された毒性学的試験は現行のガイダンスに従えば必要ないと考えられたが、補強的エビデンスとして評価された。 当該食品用酵素キモトリプシンのアミノ酸配列と既知アレルゲンとの相同性を検索したところ、一致は検出されなかった。EFSAの食品用酵素に関するパネル(FEZパネル)は、当該食品用酵素への食事性ばく露によるアレルギー反応誘発のリスクは排除されないと見なすが、当該事象が発生する可能性は低いと判断する。 提供されたデータに基づき、FEZパネルは、当該食品用酵素は意図された使用条件下において、安全性上の懸念を提起しないと結論する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9421 |