食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06490420384 |
タイトル | フランス公衆衛生局、飲料水に含まれる硝酸塩パラメーターの品質基準値を慢性的に超過している配水ユニットにおける硝酸塩ばく露に関連する健康影響の定量調査の実現可能性と題する文書を公表 |
資料日付 | 2025年4月29日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス公衆衛生局は4月29日、飲料水に含まれる硝酸塩パラメーターの品質基準値を慢性的に超過している配水ユニットにおける硝酸塩ばく露に関連する健康影響の定量調査の実現可能性と題する文書を公表した。概要は以下のとおり。 飲料水中の硝酸塩に関するこの文書は、評価の要請に応えて、フランス公衆衛生局が2023年1月に行った回答である。約118,000人の住民に供給する213の配水ユニットにおける硝酸塩濃度の慢性的な超過による、飲料水の水質に関する指令の不遵守を理由とする欧州委員会(EC)の履行命令の枠内で、この要請は行われた。最も関係する地域圏は、ブルゴーニュ・フランシュ・コンテ(Bourgogne-Franche-Comte)、サントル・ヴァル・ド・ロワール(Centre-Val de Loire)、グラン・テスト(Grand Est)、オー・ド・フランス(Hauts-de-France)、イル・ド・フランス(Ile-de-France)、オクシタニー(Occitanie)、ペイ・ド・ラ・ロワール(Pays de la Loire)である。このような状況に直面して、フランス当局は、フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)及びフランス公衆衛生局に対し、これらの高濃度の硝酸塩にばく露された人々の公衆衛生上のリスクを評価するよう指示した。フランス公衆衛生局が提示したリスク評価は、定量的健康影響評価の実現可能性に関する議論、SISE-Eauxシステムからの硝酸塩濃度データの分析(2010年~2019年)、硝酸塩に関連する公衆衛生上の影響に関する科学文献レビューに基づいている。 本文書では、当該評価の結果及び限界、不確実性を解説している。ここで討議された要素は、現在の知見の段階では、定量的健康影響評価は実現不可能であることを明確に示している。しかし、フランスにおける国民のばく露と公衆衛生上のリスクの両方に関する現在の知見は十分であり、またこれらの知見からみて、供給される飲料水を介した硝酸塩ばく露の抑制を目的とする行動措置を継続することは正当化される。行動の手段は知られている。これらの手段は、硝酸塩汚染から水資源の水質を保護すること、特に「優先的集水域」アプローチを強化して汚染資源の水質を回復させること、そして供給される水の水質限界値の遵守を常に保証するために、飲料水生産関連産業を最終的に適応させることから構成されている。 最後に、ANSESの評価と最新の研究論文は、特にがんの発生や周産期の影響の問題について、科学的な監視を必要とするいくつかの関連性を指摘している。飲料水中の硝酸塩へのばく露とこれらの健康影響との因果関係を立証し、関連する交絡因子を考慮に入れるために、研究の継続が必要である。 当該文書(7ページ、フランス語)は以下のURLから閲覧可能。 https://www.santepubliquefrance.fr/content/download/720320/4663375?version=1 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス公衆衛生局 |
情報源(報道) | フランス公衆衛生局 |
URL | https://www.santepubliquefrance.fr/determinants-de-sante/pollution-et-sante/eau/documents/note-scientifique-en-reponse-a-une-saisine/faisabilite-d-une-etude-quantitative-d-impact-sur-la-sante-en-lien-avec-une-exposition-aux-nitrates-dans-les-unites-de-distribution-concernees-par |