食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06490290149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、有効成分ブプロフェジン(buprofezin)に関する農薬リスク評価のピアレビューの結論を公表
資料日付 2025年4月24日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2025年4月24日、有効成分ブプロフェジン(buprofezin)に関する農薬リスク評価のピアレビューの結論(2025年4月1日承認、PDF版21ページ、 https://doi.org/10.2903/j.efsa.2025.9392)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州委員会施行規則(EU)No 844/2012(欧州委員会施行規則(EU)No 2018/1659により改正)は、規制(EC)No 1107/2009の第14条に基づき提出された有効成分の承認の更新手続を定めている。これらの物質のリストは、欧州委員会施行規則(EU)No 686/2012(欧州委員会施行規則(EU)No 2016/183により改正)に定められている。ブプロフェジンは、当該規則に掲げられた有効成分の1つである。
 規則(EU)No 844/2012の第1条に従い、報告担当加盟国(RMS)であるイタリアと共同報告担当加盟国(co-RMS)であるオーストリアは、Nihon Nohyaku Co., Ltd.から有効成分ブプロフェジンの承認更新に関する申請を受けた。
 ブプロフェジンの申請書類に関する初期評価は、RMSにより更新評価報告書(RAR)で提供され、その後、EFSAは、欧州委員会施行規則(EU)No 844/2012の第13条に従い、RMSの評価に基づく農薬リスク評価のピアレビューを実施した。以下の結論が導き出された。
 欧州連合(EU)レベルで提案された、常設の保護構造(高/低技術)及び非常設の保護構造(低技術)における鑑賞植物への殺虫剤としてのブプロフェジンの代表的な用途(噴霧散布)の使用は、対象のコナジラミに対する十分な殺虫効果を示す。
 データパッケージの評価の結果、ブプロフェジンの素性、物理的、化学的及び技術的性質又は代表的な用途における製剤、又は分析方法に関して、最終決定できない課題や、重大な懸念事項として含める必要がある課題は、いずれも確認されなかった。
 哺乳類毒性学に関しては、重要な懸念領域や最終化できない課題は特定されなかった。
 残留物に関する領域では、データ不足が特定され、代表的な用途における消費者のリスク評価は、特定のリスク軽減措置を検討しない限り、最終化できなかった。
 環境動態と挙動に関する領域では、最終化できない課題や、重大な懸念事項として含める必要がある課題は特定されなかった。
 生態毒性学に関しては、哺乳類に対する高い生殖リスクが特定された。さらに、水生生物に対するリスク評価は最終化できなかった。非常設の温室での使用において、ミツバチ及びその他の非標的節足動物に対するリスクは最終化できなかった。
 内分泌かく乱(ED)特性の評価に関して、ヒトに対しては、ブプロフェジンは、規則(EC)No 1107/2009の附属書IIの第3.6.5項に定めるEDの基準を満たしている。非標的生物については、ブプロフェジンにおける潜在的な内分泌かく乱の評価は、規則(EC)No 1107/2009の付属書IIの第3.8.2項(欧州委員会規則(EU)2018/605により改正)に従って、結論することができない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9392