食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06480840149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、全動物種に使用するCorynebacterium glutamicum KCCM 80346株により生産されるL-トリプトファンからなる飼料添加物の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2025年4月2日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2025年4月2日、全動物種に使用するCorynebacterium glutamicum KCCM 80346株により生産されるL-トリプトファンからなる飼料添加物の安全性及び有効性に関する科学的意見書(2025年3月7日採択、PDF版11ページ、https://doi.org/10.2903/j.efsa.2025.9327)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州委員会からの要請を受け、EFSAは、全動物種及びカテゴリーの飼料及び飲用水の栄養添加物として使用される場合の、遺伝子組換えCorynebacterium glutamicum(KCCM 80346株)を用いた発酵により生産されるL-トリプトファンからなる飼料添加物の安全性及び有効性に関する科学的意見書の提出を求められた。当該添加物には、産生菌株の生細胞及びそのDNAは検出されなかった。C. glutamicum KCCM 80346株を用いた発酵により生産されるL-トリプトファンは、産生菌株の遺伝子組換えに関して安全性上の懸念を提起しない。C. glutamicum KCCM 80346株により生産されるL-トリプトファン(98%以上)を飼料に添加することは、反すう動物以外の動物に対して安全である。反すう動物に、保護していないトリプトファンを使用すると、有害代謝産物の産生が増加するリスクがある。EFSAの動物用飼料に使用される添加物及び製品又は物質に関する科学パネル(FEEDAPパネル)は、飲用水へのL-トリプトファンの使用に懸念を示している(※訳注: 栄養バランスの不均衡や衛生上のリスクのため)。動物栄養におけるC. glutamicum KCCM 80346株により生産されるL-トリプトファンの使用は、当該添加物を摂取した動物由来の製品の消費者や環境に対して安全性上の懸念を提起しない。L-トリプトファンは、反すう動物以外の動物種に対してL-トリプトファンというアミノ酸の有効な供給源であると考えられる。反すう動物においても反すう動物以外の動物と同様の効果を得るためには、第一胃での分解から保護する必要がある。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9327