食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06480100149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、非遺伝子組換えKluyveromyces lactis LAC-01株由来食品用酵素β-ガラクトシダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2025年4月7日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は4月7日、非遺伝子組換えKluyveromyces lactis LAC-01株由来食品用酵素β-ガラクトシダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(3月11日採択、PDF版12ページ、https://doi.org/10.2903/j.efsa.2025.9329)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素β-ガラクトシダーゼ(β-D-ガラクトシドガラクトヒドロラーゼ;EC 3.2.1.23)は、Kluyveromyces lactis LAC-01株を用いて、Nagase (Europa) GmbH(※訳注: 長瀬産業株式会社の連結子会社(ドイツ))により生産される。
 当該産生菌株は、安全性適格推定(Qualified presumption of safety(QPS))アプローチの要件を満たしている。
 当該食品用酵素は、以下の食品製造工程2工程にて使用されることが意図されている。
 ・ 乳糖低減乳製品の製造用の乳製品加工工程
 ・ 発酵乳製品製造用の乳製品加工工程
 欧州集団における当該食品用酵素 - 総有機固形物(TOS)への食事性ばく露は、1日あたり最大2.133 mg TOS/kg体重と推定された。
 当該産生菌株の安全性適格推定QPSステータス、さらに、当該食品用酵素製造工程から懸念は提起されないことから、EFSAの食品用酵素に関するパネル(FEZパネル)は、毒性学的試験は必要ないと判断した。
 当該食品用酵素β-ガラクトシダーゼのアミノ酸配列と既知アレルゲンとの相同性を検索したところ、一致は検出されなかった。FEZパネルは、当該食品用酵素への食事性ばく露によるアレルギー反応誘発のリスクは排除されないと判断するが、当該事象が発生する可能性は低いと考える。
 提供されたデータ及び導出されたばく露マージンに基づき、FEZパネルは、当該食品用酵素は意図された使用条件下において、安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9329