食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06470500535
タイトル 英国毒性委員会(COT)「母体の食事におけるシトリニンの潜在的リスクに関する第一次声明案」を公表 (前半1/2)
資料日付 2025年3月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国毒性委員会(COT)は3月12日、2025年3月25日会合用の協議事項及び文書として、「母体の食事におけるシトリニンの潜在的リスクに関する第一次声明案」を公表した(TOX/2025/16、PDF版27ページ)。概要は以下のとおり。
《序説》
 栄養に関する科学諮問委員会( Scientific Advisory Committee on Nutrition(SACN))は前回の会合時、「母体、胎児、小児の栄養摂取がその後の人生における慢性疾患の発症に与える影響(The influence of maternal, fetal and child nutrition on the development of chronic disease in later life、2011)」、及び、「生後1年間の栄養法(Feeding in the first year of life、2018)」に関するSACNの報告書において、子孫の健康に関連する母体の食事及び栄養摂取に関して検討している。後者の報告書では、母乳育児が母体の健康に与える影響も考慮されている。2019年、SACNは、妊娠中・出産時・出産後24ヶ月までの母体の転帰に焦点を当て、栄養摂取及び母体の健康に関するリスク評価を実施することに合意した。
 SACNは、必要に応じて他の専門家委員会に諮問し、食品安全勧告の分野等、関連するリスク評価を完了するよう要請することで合意した。本テーマは、2020年1月の「食品・消費者製品・環境中の化学物質の毒性に関する委員会(COT)」の会合時に、ホライズン・スキャンニング項目にて最初に議論され、2020年7月にスコーピング・ペーパーがCOTに提出されている。当該ペーパーには、SACNが提案した化学物質の暫定リストに関する背景情報が含まれていたが、当該暫定リストは、毒性リスク評価プロセスを主導するCOTの議論を経て変更される可能性があることに留意した(候補となる化学物質群や化学物質クラス群は、COTが適切と判断した場合には追加又は削除されることがある)。当該リストは、2020年9月に追加情報と共にCOTに戻された。2020年9月の会合における討議の結果、COTは、幾つかの化合物に関するペーパーを優先することに合意したが、これにはマイコトキシン・シトリニンが含まれている。
 COTは2024年10月の会合にて、母体の食事に含有されるシトリニンに関するディスカッション・ペーパー(TOX-2024-39)を検討している。COTは当該会合にて、2012年以降に公表された免疫毒性研究の追加を要請した。
 以下は、シトリニンへのばく露が母体の健康にリスクをもたらす否かに関するCOTの提言を提示するものであり、本声明案附属書Aには、母体の食事における潜在的リスクに関するCOTの結論が含まれる。前回のEFSAの科学的意見書(2012年)以降に公表されたシトリニンの免疫毒性に関する研究は、2024年10月の会合にてCOTが要請したものであり、附属書Bとして含め、本声明案に要約されている。

(後半の内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06470501535)
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国毒性委員会(COT)
情報源(報道) 英国毒性委員会(COT)
URL https://cot.food.gov.uk/COT%20Meeting%3A%2025th%20March%202025