食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06470380105
タイトル 米国保健福祉省(HHS)、米国食品医薬品庁(FDA)、食品用のChemical Contaminants Transparency Toolを発表
資料日付 2025年3月20日
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概要(記事)  米国保健福祉省(HHS)、米国食品医薬品庁(FDA)は3月20日、食品用のChemical Contaminants Transparency Tool(化学汚染物質透明性向上ツール)を発表した。概要は以下のとおり。
 FDAはHHSのロバート F. ケネディJr.長官のリーダーシップの下、ヒト用食品中の汚染物質の潜在的な健康リスクを評価するために使用される汚染物質レベル(残留基準値、措置基準、及びガイダンスレベル等)の統合リストを提供するオンライン検索可能なデータベースであるChemical Contaminants Transparency Tool(CCTツール)を発表した。化学汚染物質には、食品中に存在し、害を及ぼす可能性のある様々な化学物質が含まれる。
 「HHSは、米国人が何を食べているかについて、信頼できるインフォームド・コンセントを提供するために、徹底的な透明性向上に取り組んでいる」とケネディ長官は述べている。「この新しいCCTツールは、産業界が米国を再び健康にする(Make America Healthy Again)ための重要なステップである。」
 公衆衛生を保護し、米国の消費者にとって安全な製品を販売するよう産業界を支援するために、FDAは、食品中の一部の汚染物質に対する残留基準値、措置基準、及びガイダンスレベルを設定又は利用している。これらは、FDAが食品が安全でない可能性があると判断する可能性のあるレベルであるが、許容される(permissible)汚染レベルを表すものではない。FDAは、これらのレベルを使用して、食品中の化学的ハザードを最小化又は防止する。
 「我々の食品供給に汚染物質はないことが理想的であるが、化学汚染物質は、栽培、保管、又は加工環境に存在する食品中に発生する可能性がある」と、FDA長官代理のSara Brenner医師・公衆衛生学修士は述べている。「栄養価の高い食品の多くにも汚染物質が含まれている可能性があるため、消費者は、汚染物質へのばく露による影響から身を守るために、野菜、果物、穀物、乳製品、及びタンパク質といった主要な食品グループ内及びグループ全体から様々な栄養価の高い食品を摂取すべきである。」
 当該CCTツールは、1か所のウェブサイトで汚染物質のレベルを提供して検索を容易にするものであり、食品化学品の安全性を最新化するFDAの取り組みの成果の1つである。当該統合リストには、汚染物質の名称、産品、汚染物質レベルの種類(措置基準、ガイダンスレベル等)、レベル値、及び参照(連邦規則集、FDA業界向けガイダンス等)が含まれる。当該リストは、汚染物質の種類(※補足)でデータを絞り込むこともできる。
 当該CCTツールは、以下のURLから閲覧可能。
https://www.hfpappexternal.fda.gov/scripts/fdcc/index.cfm?set=contaminant-levels
※補足:汚染物質の種類として、有害元素、マイコトキシン、残留農薬、放射性核種、その他の化学汚染物質に分類されている。2025年3月21日現在、当該データベースでは、計301件のデータが公表されている。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/hhs-fda-announce-chemical-contaminants-transparency-tool-foods